日本独自のプラクティカルな英語テスト求む。
英検が近いので英検対策をやっています。
前にも書いたことですが、あらためて英検の試験時間って長すぎですね(笑)
特に2級と準2級は、本当にそんなに長い時間必要なのかなあと改めて思ってしまします。(試験監督をしていると、後半20〜30分くらい手持ち無沙汰にしている受験生が多いなあという印象です。)
内容的には、そろそろ実践的、実用的な英語になってくる級なので良いと思うのですが、だからこそコミュニケーションが成り立つスピードで処理すべきなんじゃないのかなあと、余計に思ってしまいます。
内容吟味が主な目的ならじっくり時間をかけて味わえば良いと思うのですが、恐らく、というか試験名が物語るように「実用」が主なのですから情報処理速度は重要なんじゃないかなあと。。。
確かにステータスのある試験ですが、だからこそ級を持っていることに意味を与えるのではなく、ガチで英語を使える能力を測るものになってほしいと思うわけです。
別に4技能じゃなくても良くないですか?
リーディングと正確な表現(グラマー)に特化したテストでも良いですし、本当の能力に応じた力を測定するテストになると良いと感じています。
本当に4技能を測定したいならTOEFLやIELTSで良いわけですから、日本人が比較的得意であるリーディングやグラマーの実用的な試験となればそれは価値があることなのではないでしょうか?
グラマーに関してはTOEFLやIELTSが捨てた項目ですから。
ちなみに日本人のグラマー力は、アメリカでも重宝されることがあるんですよ。
自分がアメリカで大学生をやっている時、どういうわけかアメリカ人の友人たちのエッセイやレポートのグラマーチェックは私がやっていました。変でしょ?
英語ネイティブの人間が、完全ノンネイティブの日本人に、英語のミスがないかを割と本気で聞いてくるんですよ。
また、学校のオフィシャルな機関として「Writing Center」というものがあり、そこでは英語専攻の大学院生や4年生が勤務しています。
当然、英語を専攻する学生はアメリカ人ばかりじゃないです。中には日本人留学生もいましたし、他の非英語圏からの留学生もいました。
つまり、留学生がアメリカ人学生の英語指導をしてるんです。
アメリカ人学生も指導担当が日本人だからと言って、当然文句も言いませんし、びっくりするくらい素直にアドバイスを受け入れていました。
話は逸れましたが、TOEFLなどとは違う基軸で、日本人の英語学習の特性を活かした上で実用的な英語テストの存在は必要だと自分は思っています。
みなさんはどうでしょうか??