見出し画像

保護者が高学歴。

保護者が高学歴で、例えば「中学は公立、高校も公立、難関国立大卒、もちろん塾に行ったことはない!」みたいな場合。

我々は「塾」であり、当然ながら学習塾の意義ということを信じています。
だから、塾で学習することによって、学習効果を上げることができると思っていますし、それだけでなく学ぶ楽しさや意義を伝え、自立して学ぶことができるサポートを提供していると思っています。

上記のような経歴を持っていらっしゃる場合、受験くらい自助努力で成し遂げるものだというのが「基準」になっていることあるように感じます。

「まずは自分でなんとかせい!」

ですので、塾で学習サポートを得るという発想は、どうしても後回しになってしまう。

確かに、そう。まずは自分でなんとかせい!

塾の立場である我々も、通ってくれている皆さんが自立して学習できるようになってほしいと思っているわけですから、確かにそうなんです。
スキルアップすることも、問題を解決することも、自分次第。

でも、それが自己完結でできることは、果たして「普通」なのかというと、決してそんなことはないはずです。
場合によっては高校生でも、ましてや小学生、中学生にとっては、なかなか高いハードルだと思います。
むしろ、そう感じるほうが「普通」なのだと思います。

「塾に行ったことがなく、中学は公立、高校も公立、難関国立大突破」

という方って、日本全体で考えてみたら、何パーセントかは分からないですが、かなりレアなケースなはずです。

最終的には、特に、高校受験や大学受験では、自立(自律)して学習できるようになっていないと、入試の難度が上がれば上がるほど厳しい現実を突きつけられることになります。
だから、「自分でなんとかせい!」という境地に持っていきたと、我々も思っています。

「そこに到達するまでのサポート」

それこそが、塾が果たす役目なので、

塾=自立を阻害するもの

ではありません。自転車に乗るトレーニングをしている時の、あの「補助輪を外して自走する手助けをする親」みたいな感じですよ。

保護者に限らず、人間は自分が体験してきたことが基準になりがちです。
ですので、お子さんも当然、自分と同じようにできるものだと考えがちなのもよく理解できます。
しかし、いくら親子であっても、性格も色々なことができるようになるタイミングも思考も全く同じになることは、なかなかありません。

ですので、もし、例えば、進学について考えなければならないタイミングでサポートが必要であるように感じられれば、ぜひ頼ってきてほしいと思っています。