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【読売マイラーズ+フローラS】 4/25(日)

どうも!エピファさんです!

まずは軽く土曜の馬場傾向から振り返っていきます。

土曜日の馬場傾向

東京:芝
3歳未勝利の1800mで1分45秒6、3勝クラスの1400mで1分19秒8(3勝クラス歴代6位)、芝2300mで2分18秒4(レコード)と好タイムが続出したように高速馬場。直線でのトップスピード質を問われるレースが多く、単純に「キレ」を重視したい。

土曜日の東京の芝レースは計5レースあり、それぞれの4角での位置取りは以下の通り。高速馬場=前残りと捉えがちだが、決して前残りというわけではなく、ペース次第では後ろも届くいった結果。基本的には先行馬、差し馬をフラットに考えるのが良さそう。

4/24(土) 芝レースの上位3頭の4角位置取り
東京4R 1着:5番手 2着:3番手 3着:5番手
東京5R 1着:先頭 2着:8番手 3着:6番手
東京8R 1着:先頭 2着:3番手 3着:5番手
東京9R 1着:14番手 2着:8番手 3着:2番手
東京10R 1着:12番手 2着:2番手 3着:15番手

東京:ダート
今週は一度も雨がなかったので、砂が乾ききっている。午前中は前残りが多かったが、午後は前後フラットだった印象。

阪神:芝
メインの3勝クラスの2000mで1分58秒5と「晴れたら馬場が軽くて時計が出る」という今春の傾向通りの馬場。日曜も雨予報はなく、引き続き馬場は軽いだろう。


気になる馬リスト

東京8R 4歳以上1勝クラス
⑪マイネルプリンチペ
このクラスで2着1回、3着4回があるように実績は最上位。2走前(3着)はレベルが高く、決着タイム1:33.3(この馬の走破時計は1::33.8)は、翌日のメイン関屋記念の決着タイム1:33.1に匹敵するタイムであった。ただ7カ月の休み明けなので、当日の馬体重には注意。

⑫カフェサンドリヨン
前走(3着)は、南風の影響で明らかに外差し有利のバイアスがあった。この馬は外枠であったものの、2番手で先行して直線で完全に抜けだしたところを差されてしまい、南風の影響をもろに受けた形での敗戦。勝ち馬シャワークライムは土曜日の2勝クラスも勝利したようにレベルが高い1戦であった。


阪神5R 3歳未勝利
②ヤマニンジャベリン
前走(6着)は、上位5頭とほぼ上がり差はない。道中のポジション差で負けているといった印象で、近走からの成長を見せた内容。

⑬サトノディーバ
前走(3着)は、13人気と低評価であったが、道中後方追走から最後まで伸びる素質の高そうな走り。初戦からこれだけ走れれば内容は良く、2戦目でのさらなる変わり身に期待。


阪神8R 4歳以上1勝クラス
②ドゥーベ
前走(2着)は、前半33秒8→36秒0で逃げ争いをして0.4秒差の5着なら好内容。また3か月半の休み明けで+18kgと全く仕上がっていなかった。叩き2走目での変わり身に期待。今回は他に逃げる馬が不在で、すんなり先行できる恩恵もありそう。


以下、勝負レース+重賞予想になります

阪神4R 3歳未勝利

◎④カフジアマリージャ
前走(5着)は、距離短縮して初の1400mであったが、絶好のスタートを切るも前半34秒0のペースで追走に苦しみ、徐々にポジションを下げていたことからも本質は1400mではない。それでも上がり最速タイで1着馬と0.4秒差なら上等。
2走前(0.8秒差 7着)はハイレベル戦。ここで好走した馬は、2着リッケンバッカー(アーリントン2着)、3着マテンロウアレスは勝ち上がり順番待ちの馬、4着マリーナは現オープン、6着スカーレットジンクはその後、短距離路線にシフトして勝ち上がり順番待ちの馬。この馬も適距離のマイルに戻して期待したい。


阪神11R 読売マイラーズカップ

◎⑩エアロロノア
○⑤ケイデンスコール
△③パンサラッサ、⑥アルジャンナ、△⑯ギベオン

阪神の馬場は上述の通り。軽い馬場への適性を重視したい。

本命は◎エアロロノア。評価したいのは前走の武庫川S(1着)。比較したいのはグランアレグリアが勝利した昨年のマイルCS。馬場差がほとんどない中で走破タイムは0.1秒差に迫り、レースラップもほぼ似たようなレースラップであることから、阪神マイルなら現役トップクラスの能力があると判断できる。3連勝の内容はいずれも辛勝だが、相手の勝ちパターンを差し切っていることから着差以上に強い内容である。例年よりメンバーも揃っていないので、昇級初戦も問題ないはず。

2020年マイルCS:グランアレグリア
12.5 - 11.0 - 11.4 - 12.0 - 11.6 - 11.0 - 10.8 - 11.7
1分32秒0(46秒9→45秒1)

武庫川S:エアロロノア
12.6 - 10.9 - 11.7 - 11.7 - 11.5 - 10.7 - 11.0 - 12.0
1分32秒1(46秒9→45秒2)

対抗は○ケイデンスコール。京都金杯、中山金杯と連続で好走し、完全に復調している。元々はNHKマイルカップで1着アドマイヤマーズ、3着カテドラルの間を割ったように能力は高いので、当然ここでは地力上位。前走で軽い馬場にも対応し、先行して速い上がりも使えるので、阪神で大きくパフォーマンスを下げることはない。

△パンサラッサは初のマイルとなるが、元々基礎スピードの高さを活かして先行するタイプなので短縮は問題ないだろう。前走(7着)は、スタート直後に大きく躓き、まさかの後方からの競馬で参考外。△アルジャンナは、前走(5着)は前半37秒6の超スローと特殊な展開だったので、この1戦だけで切り捨てるのは早計。また+18kgと仕上げっていなかったので、軽い馬場+叩き2走目なら走り頃である。△ギベオンは、前走の金鯱賞(1着)はマグレではなく素直に強い競馬。元々はマイラーだけにこの短縮を嫌う要素はない。


東京11R フローラS

◎⑯アンフィニドール
○⑧オヌール
▲⑨パープルレディ
△①ウインアグライア、③ユーベーレーベン、
⑪スノーハレーション

荒れる重賞として知られるオークストライアル:フローラS。荒れる要素としては、明け3歳の重賞戦線がフェアリーS・エルフィンS・クイーンC・チューリップ賞・フィリーズレビュー・アネモネ・フラワーカップとほとんどが桜花賞と同距離のマイル戦であり、2000m適性を問われる場面が少ないことが大きく影響しているはず。今年も17頭中、11頭が距離延長馬である。

それを証明するかのように、過去10年で前走重賞からのローテーションの馬が1頭も勝っておらず、1800m以上の条件戦を勝った馬が好成績を挙げているのは面白い傾向である。自分自身あまりデータ派ではないが、「重賞で好走し実力上位と思われている馬」を狙うより「2000mへの適性がありそうな馬」を評価したい。

本命は◎アンフィニドール。とにかく前走の新馬戦の内容が優秀。直線入って詰まって追い出しが遅れながらも勝ち切るというインパクトのある内容。レースラップのラスト3F:11.4 - 11.2 - 11.4だが、この馬自身はおそらく加速ラップになっているので余力十分の内容で評価できる。また下した2着、3着馬もすでに勝ち上がっていることからレースレベルの高さも証明済み。モーリス産駒にしては珍しくキレ味のあるタイプだが、母父ディープインパクトの影響が色濃く出ているので、直線スピードが問われる今の東京はいかにも合いそう。

対抗は○オヌールはここ2走はスローペースでもシッカリと折り合い、キレを示して完勝と能力の高さが伺える。ただし全姉デゼルとは違い、前走の馬体重412kgと小柄な馬なので、関東への初輸送の心配がある。その分、評価を落として3番手とした。

▲パープルレディは、前走のゆりかもめ賞(1着)の日の馬場は前有利のバイアスであったので、最後方追走から差し切ったことを評価したい。この時期の3歳牝馬が2400mを勝つこと自体が容易ではなく、過去リリーピュアハートやサトノワルキューレなど能力の高い馬しか勝てていないように能力は高いはず。

その他
△ウインアグライアは直線スピード比べは不安だが、和田騎手なので先行して最内枠を活かす騎乗をする可能性が高いので好走の余地あり。
△ユーバーレーベンは、アルテミスS(9着)の内容を見ても、ゴールドシップ産駒らしくトップスピード質では劣る。このメンバーで能力上位は明らかだが、今の東京の直線スピードが問われる馬場は適性外なので相手まで。
△スノーハレーションは、ステファノスの全妹らしくようやく馬が変わってきた印象。直線スピード問われる馬場も合うはず。

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