シェア
楡
2022年11月30日 23:46
なにか声のようなものが現実を連れてきて閉ざされた音の世界に入り込む。 それが、だんだんと同じ言葉を繰り返しているように聞こえて、目を開けてヘッドホンを外す。それはのんちゃんが私を呼ぶ声だった。 なーにー?どこ?お風呂?と返しながらベットから下りて風呂場に向かう。 少し戸を開いたのんちゃんが、濡れて、一層艶めく白い肌を覗かせた。そして、わたしの目を見て部屋から化粧