障害者の出張
これを書いている現在、新幹線に乗って目的地に向かっている。
今は6:50。起きたのは5時。
眠い。ひたすら眠い。
帰りたい。
昨日は朝起きれるかドキドキして寝つきが悪かったし、ようやく寝れたと思ったら変な夢を見た。
寝たのか寝てないのか微妙な状態で、目覚ましが鳴った。
テレビをつけるといつも朝見ている番組がまだ始まっていなくてびっくりして、着替えて化粧して、パソコンやファイルや水筒が詰まったリュックを背負って、
そんなこんなで、新幹線。
頭がスッキリしない。
昨日買ったコーン&そら豆パンをかじる。
水筒に入れたカフェオレを飲む。
ちょっと落ち着く。
平日早朝だから車内はシーンとして、風を切る音だけが響いている。
日は登り、車内を仰々しく照らしている。
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転職前は、こんな生活になるとは思っていなかった。
ああ新鮮と思う気持ちと、しんどいなと思う気持ちとが交錯するようになった。
障害者雇用には事務とか庶務とか、経験がなくてもこなせるし、特に責任感やマネジメント力が問われるのは少ない。
それはとても気楽で、私の場合はいつてんかん発作が起こって場合によってはしばらく入院なんてことにもなりかねないから、より一層安心である。
社内のほかの人に迷惑がかかりにくいのは、仕事を楽しむポイントにもなると思う。
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いっぽう、今の私の業務は、庶務的な内容と社員教育に関する業務とがあって、割合は五分五分くらいである。昨日も郵便物を出したり制服を管理したりしながら、プロジェクトの会議に出たりした。
これらはオフィス業務なので環境の変化はないのだが、それに加えてときどきカッコーンと場外ホームランがくる。
それが出張である。
○月○日に・・・で会議があるから、一緒に行こうね!よろしくね!という具合で社員から誘われる。
私は「障害者」だけども、出張は「健常者」と同じような業務かもしれない。
気持ちは複雑で、バリバリ働きたいし、それと同時に無理はしないでおきたい。
働きたいのと、抑えたいのと複雑な気持ち。
ただ唯一言えるのは、朝早いのはイヤ。
これだけは断固として変わらない。
イヤなものはイヤだ。
外出はそもそも好きだ。
出張も気分転換になって良い。
でも朝早いのはイヤ!
ああ、気持ちは複雑である。
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単純に、朝早いのが苦手だし早起きすると終日眠いからイヤだという本心だけで、こんなに書いてしまった(笑)
でもなんだかんだいいながら、現場に行ったら元気になるのだろう。
コーン&そら豆パンが思いのほか美味しくて、良いエネルギーになりそうだ。
太陽はだいぶ上に昇った。
会社員がどんどん乗ってくる。
みなさんも大変そうだな。
私もがんばるか。
お昼は地物の魚料理でも食べよう。
そんなこんなでそろそろ着くので、ちょっくら行ってきます。
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