「待つ」 - 時間は癒しそのもの 1
私は長らく「待つ」ことができなかったなあと、つくづく思う。
「待てる」ようになったのは、とても最近のことだ。
苦しくて、こじれて人生がひっちゃかめっちゃかになり
私のところにやってくるクライアントさんは、
一見人として落ちこぼれに見えるのだが
実際はどちらかというと、優秀で頭がキレる方が多い。
そういう人は、思考が強く、仕事が早く、
待たせない。
よくできる。
でもその代わり、「できない」人間に
寛容になることができずに、そこで、苦しむのだ。
わたしも長い間、そうだった。
周りに対する批判と不満と文句に満ちていて、
自分が特別だと信じていて、いつも誰かをジャッジしていて、
いつも世界を見下していて、
そして絶対に、決して、幸せにはなれないのだ。
「待つ」ことは、
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