漏れそうな、Formosa修行
瞑想というのは結構おもしろいアクティビティで
「なにもしない」という活動が、本当にいろんな学びを私たちに教えてくれる。
一番最初に10日間の沈黙とともに、朝から晩まで目を閉じて座り続けるのをやったとき、
「ああ、身体で哲学する」というのはこういうことなのか。
とわたしは瞑想センターを静かに歩きながら
そよ風と空を仰ぎ、哲学のての字も知らなかったくせに
そう思ったのでありました。
日に日に精神が澄み渡るように冴えてきて、それはまあ他にやることもないし
デトックスが進むには違いないのだけど、
面白いのが身体のほう。
身体は一切「動かさない」のだけど、だからこそ「身体的な感覚」がみるみるデフォルトの状態を
取り戻していくというか。呼吸に意識を集中することで、全身が何を感じているのか、
麻痺してた部分が起き出すわけですね。
毎回気候やら環境が違う中で、同じ「何もしない」をすると、外との化学反応によって
全然違う体験になり、それはそれはもう、
退屈なんて文字はどこへやらというくらいに
刻々新しい感じたことのない経験が繰り返される感じです。
「いつもと同じか」と感じている状態というのは、
先に書いたとおり
「感覚が死んでいる」だけ。
起きてるんだけど、眠ったまま目を閉じたまま活動してるようなものですね。
さて
その台湾での聖なる修行期間でもいろいろ新しい体験が繰りかえされました。
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