初めてのキャビア。海の中に森があるみたいな味でした
初めてが一番おいしい法則
人生始めて、始まりの村をやっと飛び出したぐらいのところ。まだ知らないものがたくさんあります。
ところで、《限界効用逓減の法則》というものをご存知ですか経済学の用語で、物を得る時の満足感は、その量が増えるにつれて緩やかになるという法則のことです。簡単に言うと、お腹が空いている時は一口目が1番美味しくて、そこからの満足度の増え方はどんどん緩やかになるということみたいです。
その話を聞いて以来、《初めて》何かを経験する機会を大切にして、できるだけ書き留めておこうと思いました。
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キャビアの瓶ってとっても小さい
ある日、頂き物のキャビアがうちにやってきました。仕事の関係で食事会に行くパパはともかく、ママと私は人生で一度も口にしたことがありません。
「キャビアってなんか高級でフォアグラとかトリュフと仲間にされてるやつだっけ?」
というくらいの知識しかありませんでした。ものすごく高いのに、指でつまめるほどの小瓶に入っています。
調べてみたところ、キャビアはチョウザメという河川にいる魚だそうで、長生きするものだと100歳くらいまで生きるそうです。サメという言葉がついていますが、サメの仲間ではなく、古代魚の一種です。シーラカンスと同じ時代から生きているなんて驚きました。
値段が高いのは以下の理由からです。
• 成長するスピードが遅い
• 乱獲されていた時期があるので、数が少ない
• 天然が貴重で養殖しなければならない
調べてみたところで、自分が想像していた実態と全く違う食べ物だということがよくわかりました。まず、なぜだか勝手に海に棲む魚だと思っていましたし、ゆっくりと成長し長生きするなんて思ってもいませんでした。
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食べてみて美味しかった?
よくわからないけど高い黒いツブツブ、から《貴重な川に住んでいる古代魚の卵》と少しだけキャビアの正体がわかったところで、味見タイムです。
食べ方はいろいろネット上に載っていましたが、フランスパンにクリームチーズとスモークサーモンと一緒にのせて食べることにしました。
口に入れてみると、海のような香りが広がります。想像と違って、プチプチとした食感ではありませんでした。一口目では「ふーん、こんな味なのね」くらいの感想でしたが、食べれば食べるほどに「ん?おいしいかも」とクセになっていく感じです。海のような香りと言っても、タラコなど他の魚卵とは違います。
海っぽいけど苔っぽい、そんな感じです。
おかしな表現かもしれませんが、海の中に森を感じました。
結論として、世界三大珍味のキャビアは、大好きなブルーチーズのように、始めは不思議でも食べれば食べるほどクセになる美味しさの食べ物でした。
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おわりに
値段があまりにも高いので、また食べることはないと思いますが、貴重な経験ができて良かったです。海の中に森を感じたのは、皮の魚の卵だからでしょうか?これからも、色々な初体験を忘れないように書いておこうと思っています。