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2020年5月の記事一覧

映画「女王陛下のお気に入り」

映画「女王陛下のお気に入り」

 配役とアカデミー衣装賞をもらった斬新な衣装が気になってた映画です。元々、映画館で見るつもりだったんですが、見そびれてたのもあって、大枚300円を投じて(ケチなんで)見ました。この映画は大画面で見たかったなあ。

 デニムや皮といった材料で今風のデザインにアレンジされた時代衣装は、ほんと美しいです。でも、なによりゴージャスなお城での撮影で、黒や紺といったモノトーンの衣装で役者の存在がきわだつのです

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「ロケットマン」切ない片思い

「ロケットマン」切ない片思い

 アマゾンプライムで見れるということで、エルトン・ジョンの自伝映画、「ロケットマン」見ました。好きじゃないんですよね。エルトン・ジョン。それ以上に主演のタロン・エガートンの歌唱のすばらしさ、「ボヘミアン・ラブソディ」を引き継いだデクスチャー・フレッチャーのミュージカル場面、彼の音楽史的な位置、才能、過酷な人生を描いてて、いい映画でした。

 エルトン側の視点としても、描かれている彼の両親は、ほんと

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物語が完結すること

物語が完結すること

 ヤマザキマリの「オリンポス・キュクロス」の二巻を読んでいて、久しぶりに手塚治虫が読みたくなりました。で、前から再評価されていた「奇子」を読んでみました。以前、「MW」や「きりひと賛歌」なんかの大人マンガを読んでたんだけど、これは未読でした。寄子が幼い子供から人々を振り回す無道徳な謎多き女になっていく過程がこまやかで、彼らを破滅に追い込む物語が爽快感まであって面白かったです。読んだ人ほかの人はどう

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民主主義はややこしい

民主主義はややこしい

 うちのような田舎の本屋さんでもベストセラーになってて、読んでいる人も多いので、今更の感想だと思うのです。まあ、今、単行本を買って読む人がものすごく減っているので話題の本ってなんだろうね。だから、今だからとも思うのです。

 「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」読んで、民主主義って、ほんとややこしいなって感じました。今、イギリスは多民族国家になっていて、社会的な格差が広がってもいて、不満

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家族が教えてくれなかったこと

家族が教えてくれなかったこと

久しぶりにノート書きます。もういい年なので漫画自体古いですけど。

 まず、初めて漫画で面白いと思ったのは藤子不二雄・Fさんの「21エモン」です。未来の様子、そしてとぼけたロボット、そして、炸裂するギャグ、大好きでした。でも、すぐ打ち切りになってしまって、残念でした。「ドラえもん」も何冊が読んだんだけど、のび太、ジャイアンの安定した構成がちょっと合わなかった。

その次が小学校二年ごろに読んだ池田

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