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Microsoft Certified: Azure Fundamentals(AZ‐900)試験について

こんにちは。

自分は今年の8月に取得したのですが、世間の記事を見るとIT関連(の仕事)の方が合格体験記を書いておられ、福祉関係の仕事の人が書いているのを見たことがないので、書いてみました(*´з`)

非IT系のリアルな記事です。ある意味、貴重ですよ。

受けた理由は、Azureって名前かっこいいな
AZ-900って響きが良い!っていう理由です。
仕事には何も直結しないです。はい。

ちなみに900点ちょいで受かりました
(細かな点数忘れたんですよね、受かればいいのよ資格は)
勉強期間は1か月。多分1日2時間勉強したかな?土日は3時間ぐらい。

クラウドって何ぞや?ネットワークってなんぞや?VPNって何?知らねーわってところから勉強しました。

さて、試験の説明を始めますね。

Azureの基礎資格である「AZ-900:Microsoft Azure Fundamentals」は、マイクロソフトのクラウドサービス「Azure」に関する基本的な知識を確認するための試験です。

AZ-900は、エンジニア以外でも受験しやすい内容で、特にAzureを活用したいビジネス担当者や、ITの初心者にも適しています

ここでは、AZ-900の試験内容や対策方法について解説します。

AZ-900とは?


AZ-900は、Microsoftが提供するクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」の基礎知識を問う資格試験です。
この試験は、Azureを本格的に使う前に控えておきたいクラウドの基本概念や、Azureが提供する主要なサービスについて確認するものです。
ちなみに、『AZ-900』は試験自体の名前で、資格の名前は『Microsoft Certified: Azure Fundamentals』です。

対象者
AZ-900は、クラウドに関する経験が少ない初心者や、Azureの基礎知識を学びたいと考えている方を対象に設計されています。

IT初心者や学生
ビジネス担当者
ITエンジニアやデベロッパー

AZ-900は技術的な知識よりも、Azureの広く浅い知識を重視する試験のため、プログラミングやシステム構築の経験がなくても十分に合格を目指せます。
というか、プログラミングのプの字も出てきません。

試験内容
AZ-900の試験範囲は大きく分けて次の3つの分野から構成されています。

★クラウドの概念について説明する (25–30%)

◆クラウド コンピューティングについて説明する
・クラウド コンピューティングを定義する
・共同責任モデルについて説明する
・パブリック、プライベート、ハイブリッドなど、
 クラウド モデルを定義する
・それぞれのクラウド モデルに適したユース ケースを識別する
・従量課金ベース モデルについて説明する
・クラウドの価格モデルを比較する
・サーバーレスを説明する
クラウド サービスを使用する利点について説明する
クラウドでの高可用性とスケーラビリティの利点について説明する
・クラウドの信頼性と予測可能性の利点について説明する
・クラウドでのセキュリティとガバナンスの利点について説明する
・クラウドでの管理の容易さの利点について説明する
クラウド サービスの種類について説明する
・サービスとしてのインフラストラクチャ (IaaS) について説明する
・サービスとしてのプラットフォーム (PaaS) について説明する
・サービスとしてのソフトウェア (SaaS) について説明する
・各種クラウド サービス (IaaS、PaaS、SaaS) に適しているユース ケースを
 識別する

Azure のアーキテクチャとサービスについて説明する (35–40%)

◆Azure のコア アーキテクチャ コンポーネントについて説明する
Azure リージョン、リージョン ペア、ソブリン リージョンについて
 説明する
・可用性ゾーンについて説明する
・Azure データセンターについて説明する
・Azure リソースとリソース グループについて説明する
・サブスクリプションについて説明する
・管理グループについて説明する
・リソース グループ、サブスクリプション、管理グループの階層について
 説明する
◆Azure コンピューティングおよびネットワーク サービスについて説明する
コンテナー、仮想マシン、関数など、コンピューティングの種類を
 比較する
・Azure 仮想マシン、Azure Virtual Machine Scale Sets、可用性セット、
・Azure Virtual Desktop などの仮想マシンのオプションについて説明する
・仮想マシンに必要なリソースについて説明する
・Web アプリ、コンテナー、仮想マシンなどのアプリケーション ホスティ
 ングング オプションについて説明する
・Azure 仮想ネットワーク、Azure 仮想サブネット、ピアリング、
 AzureDNS、Azure VPN Gateway、ExpressRoute の目的など、
 仮想ネットワークについて説明する
・パブリックおよびプライベート エンドポイントを定義する
◆Azure ストレージ サービスについて説明する
Azure Storage サービスを比較する
・ストレージ層について説明する
・冗長性オプションについて説明する
・ストレージ アカウントのオプションとストレージの種類について説明する
・AzCopy、Azure Storage Explorer、Azure File Sync など、ファイルを移動
 するオプションを識別する
・Azure Migrate や Azure Data Box などの移行オプションについて説明する◆Azure の ID、アクセス、セキュリティについて説明する
Microsoft Entra ID や Microsoft Entra Domain Services など、Azure の
 ディレクトリ サービスについて説明する
・シングル サインオン (SSO)、多要素認証 (MFA)、パスワードレスなど、
 Azure での認証方法について説明する
・企業間 (B2B) や企業-消費者間 (B2C) を含む Azure の外部 ID について説明
 する
・Microsoft Entra 条件付きアクセスについて説明する
・Azure ロールベースのアクセス制御 (RBAC) について説明する
・ゼロ トラストの概念について説明する
・多層防御モデルの目的を説明する
・Microsoft Defender for Cloud の目的について説明する

★Azure の管理とガバナンスについて説明する (30–35%)

Azure でのコスト管理について説明する
Azure のコストに影響する可能性がある要因について説明する
・料金計算ツールおよび総保有コスト (TCO) 計算ツールを比較する
・Azure のコスト管理機能について説明する
・タグの目的について説明する
Azure のガバナンスとコンプライアンス機能およびツールについて説明する
Azure での Microsoft Purview の目的について説明する
・Azure Policy の目的について説明する
・リソース ロックの目的について説明する
Azure リソースを管理およびデプロイするための機能とツールについて説明する
Azure portal について説明する
・Azure コマンド ライン インターフェイス (CLI) や Azure PowerShell などの ・Azure Cloud Shell について説明する
・Azure Arc の目的について説明する
・コードとしてのインフラストラクチャ (IaC) について説明する
・Azure Resource Manager (ARM) と ARM テンプレートについて説明する◆Azure の監視ツールについて説明する
Azure Advisor の目的について説明する
・Azure Service Health について説明する
・Log Analytics、Azure Monitor アラート、Application Insights など、
 Azure Monitor について説明する

長々と説明を載せましたが、よく見てください
単元としては、たったの3つです。
そして、浅く広くな試験内容です。


試験問題は、選択問題、ドラッグアンドドロップ問題など様々な形式で題されます。
ちなみに、4つの内2つ答えを選べという問題で、一つは正解で、もう1つが不正解であっても、正解の方の点数はゲットできる親切設計です。


値段は12,500円
(Microsoft Virtual Training Daysの無料のトレーニングを受けると、半額で受験できるのでおススメですが、平日の昼前後です。)

合格ラインは1000点中700点(約70%)で、試験時間は45分ほどです。
正直、20分以上余ります

試験対策のポイント

◆Microsoft Learnの活用
Microsoft Learnは、Azureの学習に役立つ公式の無料学習プラットフォームです。
AZ-900に関するモジュールが用意されており、基本概念やサービス内容を動画やインタラクティブな形式で学べます。
試験範囲を網羅した教材が提供されているため、効率的に勉強を進められるそうです(笑)

正直、非IT人間には読むことすら辛かったです。
読み始め数分で斜め読みになり、10数分でパソコンを閉じかけました。

◆参考書や問題集を使う
AZ-900 の参考書や問題集は、AWSの参考書ほどではないにしろ、数多く出ています。
書店やインターネットで入手できるため、公式教材だけでは補えない部分を補完し、試験形式になれましょう。

ちなみに、IT系では当たり前であろう用語は説明が少ないものも多いので、副教材もあると良いです。

◆練習問題で知識を定着させる
オンラインでは、AZ-900 の模擬試験を提供しているサイトやアプリが多くあります。
これらを使って、試験問題に慣れ、理解を確認するのも効果的です。
取り組むことで、出題傾向や時間配分の感覚を身につけれます。

Microsoftの資格のページにも練習評価(模擬試験)がありますが、本番よりかなり優しめです。

ぶっちゃけると、Udemyに模擬試験がゴロゴロしています。

自分はIBM skillsbuildに登録(無料)し、UdemyのAZ-900試験対策問題集を無料で受けました。
給料安い人間のためにあるような素敵制度です。

ちなみに参考書は1周した程度で、あとは問題集を繰り返し覚えました
で、わからない用語を参考書で調べる。みたいな感じ。

◆知識の応用と実践
サンドボックスというがあり、登録などなしに無料で、Azure ポータルを実際に操作することでサービスや機能の使い方を体感できるそうです。
(ただし動作が重いです。自分は試したものの分からないし、重いのでやめました)

無料アカウントを開設すると、多くの Azure サービスを試せるので理論だけでなく実際に触れることで理解が進みます。
12か月無料(無料の項目はホームページを見てください)の上に、200ドルのクレジットが貰えます。
無料じゃないサービスも200ドルのクレジットを使って試せます。
登録時、クレジットカードの登録がありますが、勝手に課金されたりしないので安心だそうです。
自分は、課金と聞くと恐怖心が先に勝ってしまい、何かの間違いでうっかり課金ボタンを押してしまいそうで、無料アカウントの開設すらできていません。

試験の申し込み方法
AZ-900 の試験は、Microsoftの資格ページから予約できます。
Pearson VUE とかにもまわされます。
試験費用は公式サイトに掲載されていますが、Microsoft のキャンペーンにより割引が適用される場合もあります。
先ほども書きましたが、無料トレーニングに参加することで試験バウチャーを取得できる機会もあるので確認しておきましょう。

試験会場
テストセンターで受験する通常タイプと、自宅や職場からのオンラインで受験するタイプがあります。

自分は自宅から受けました
移動がなく非常に気楽でしたが、試験前のWebカメラでのお部屋チェックに少し戸惑いました。

在宅初受験の際は時間に余裕をもって入室したほうが良いと思います。

とりあえず部屋の片づけがねぇ、とても面倒というデメリットがあります。
机と椅子とパソコン以外何もない部屋を用意すると良いです。

まとめ
AZ-900 は Azure の基礎を学ぶ上で最適な試験です。
クラウドや Azure の知識を備えており、キャリアの第一歩としても役に立ちます。
準備には、Microsoft Learn や問題集、模擬試験を活用してAzure の全体像を理解することで、次の資格に挑戦するための土台も築かれますので、ぜひチャレンジしてみてください。

自分は何故かこの後、AI-900(Azure AI Foundation)とAI-102(Azure AI Engineer Associate)を受けるという感じになり、少し横道に逸れましたが。
王道で行くとAZ-104(Azure Administrator Associate)に進むとAZ-900の知識が十分に生かせると思います。


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