誰かの労働力を搾取しないようにしたい
買い物をするとき、安い・高いと判断すると思うんだけど、みんなはどんな基準で判断しているのだろう?
これまで「安ければよい」と考えてた私は、売る側の人間になったことではじめて、価格の判断基準について考えるようになった。
私はダイエットサポートを提供しているのだけれど、価格を決めるのが本当に難しいと思う。
買う側の視点で考えると、ある程度安いに越したことはない。高いことで期待値があがったり、取り組む姿勢が真剣になる、と言うのもあるけど(いわゆる覚悟代)、やっぱり不当に高いのは嫌だし、安くて素晴らしいサービスであるほうが良いに決まってる。
そして、その商品を買って、どれだけ幸せになるか、そのサービスによって人生が良くなるほど価値が高くて、価格も高くなると思っていた。
けど、それだけじゃ、
やっていけない、生きていけない。
売る側に立つと見えてきた。
もちろん、お客さんがどれほど喜ぶか、どれほど感動してくれるか、どれほど影響を与えるかも価格の基準になると思うけど、そこには労働力という視点も重要と思う。
例えば、昨日カフェで、めちゃめちゃおいしい近江牛ハンバーグランチをいただいたが、たった1000円強!おばあちゃんが、仕入れからこだわって、愛情を込めて無添加でつくってくれて、材料費と労働力、そして利益を入れて、
たった1000円強って安すぎない?
と思う。
自分に当てはめても、やっぱり「労働力」は価格に反映されてほしいと思う。
その商品でどれだけお客さんの人生が変わるかという視点だけじゃなくて、その商品をつくってくれた人の労働力に見合った価格であるか?を考えて、消費者として買いたいと思った。自分もそれで生活ができるのだし。
売る側になって初めて気づいた視点。
価格は商品やサービスの価値だけではない。
誰かの労働力を搾取したいようにしたい。
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