サウナ日記:厚木のSauna kota LEPOがワイルドだった
七沢温泉にあるこのLEPOという屋外サウナ、森の中にある感じと手作り感がずっと気になっていたけものの、本厚木駅からさらにバスで30分もかかるし、なかなか行けずにいたところを昨晩ついに思い立って予約。小田急線に乗って出かけてみた。
辿り着くまで
本厚木駅からバスに乗るつもりが、うっかり乗り過ごしてしまい、慌ててその次の愛甲石田駅で降りる。でもGoogleマップによると、ここからもサウナの徒歩圏内まで行けるバスがあるとわかったので一安心。ミスのうちに入らない、と誰に弁明しているのかわからないセリフを自分の中で繰り返しながらバスを待つ。
七沢病院行きのバスに乗る。降り時に精算する方式のバスは久しぶりだな・・・と思いながら揺られること30分。七沢病院下で降りて歩くこと10分ほど。
「厚木愛 炸裂!」の看板が随所にある。
緑に囲まれているし、神奈川県どころではないすごく遠くに来た感じがする。畑や水田も多く、兼業農家が多そうな印象。都内とは違う経済圏がありそう。「東京のベッドタウンってだけが、俺たちのアイデンティティじゃないっすから」と聞こえてくる(ような気がする)。
自宅から2時間ほどかかってやっと辿り着いたのはこちら↓
かなりレトロというか、昭和感のある旅館の1Fにそのサウナはある。サウナを作り経営しているのはハンガリー人らしいが、日本語で対応してくれる。うっかり英語で話しかけたり、「日本語お上手ですね」とか言うのは失礼だなと思って日本語で話す。なぜか私の方がたどたどしくなる。
入り口でサウナ代3500円と、ポンチョ代500円を支払うと、着替える電話ボックスのようなブースや、シャワールームなどを案内してくださる。この施設、随所にDIYの匂いがします。使っている薪も微妙にいびつなところを見ると、彼はきこりでもあるのかもしれない。(勝手な想像)
気に入ったところ;
山の中にあるので、そこに辿り着くまでのアプローチが気持ちいい。ちょっとした遠足気分が味わえる。車がなくてもバスでのアクセスで全然問題ない。大雨さえ降っていなければ。
ストーブが、薪を燃やす方式で、炎をガラス越しに見ることができる。ぱちぱちと崩れていく薪を見るのはすごく落ち着く。受付にいた彼が30分に一回くらい薪の様子を見にきて追加してくれる。おもてなしされている感じが嬉しいし、薪がランダムに燃える感じがワイルドでいい。
森の中での外気浴ができる。外気浴用のベンチから見上げると新緑が美しかった。桜の季節には真上で花も咲くらしい。こんなのどう考えてもいいに決まってるし、実際にすごくいい。鳥のさえずりを聴きながらぼーっとできる。虫も飛んでくるかもしれないけど細かいことは気にしない
人によっては気になるかもしれないところ;
改装してあるサウナ部分以外は結構年季が入っている。港区的な施設を期待していくと驚くので、小学生が修学旅行で泊まりそうな旅館をイメージしていくといいと思う
八人が定員で、同じ時間はそのグループしかいない方式。私は一人で行ったがもう一グループは30歳くらいの男性四人だった。別にうるさいこともなかったし、明らかに私に気を遣ってくれている感じもしたんだけど、その気遣いをされている感じにこちらも気を遣ってしまってさらに気を遣い合う・・・みたいな非都会的な気遣いヒートアップ現象が起きる。気になる人は気になるかも
都内から遠い。(当たり前)
上手な楽しみ方
どうやったら一番楽しめるだろう?と考えると、多分お友達グループ4人くらいで貸切にするのがいいと思う。一度行くと、2回目からは貸切予約ができるとのこと。私は3人もサウナ友達がいない(というか一人もいない)ので、現実的に考えると2回目いくのはかなりハードルが高いかも。
しかし一体、どんな運命のいたずらで彼は祖国から遠い日本のしかも本厚木駅からもさらに遠いあの土地にサウナを作ることになったのだろう・・・その人生ドラマがすごく気になって帰り際に聞こうと思ったものの、チェックアウトの時はちょうど次の来客の対応をされていたのでそっとお辞儀をして退出した。いつか機会があればじっくりお伺いしたいポイントではある。そしてパラダイスの時も狛江湯の時も思ったけど、いいサウナを作ってくれてありがとう!
最後は一風堂で
サウナ後の食事は、本厚木の駅までバスで行き駅前の一風堂でラーメン。普段ラーメンはほとんど食べないのだけど、普段やらないことをやるキャンペーンの一環ということで食べてみた。明らかにToo much糖質 but 美味しい。
帰宅後はアイロンがけをしながら照ノ富士の優勝シーンや表彰式を見て一緒に君が代を歌う。もっとはまろう相撲とサウナ。
今日も一日お疲れさまでした。
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