
ウルトラセブンファン感謝イベントに参加した
昨年末、神奈川県海老名で行われたイベントに参加した。おばさん一人での参加はかなりハードルが高く、また参加費用も良いお値段で(たかっ!)参加を躊躇したのだが、家族にセブンに会うチャンスはもうないかも、と言われてグラッときてしまい、参加を決意したのだった。筆者は子供の頃からウルトラマンシリーズを楽しんできたのだが、その中でもウルトラセブンは何度も再放送を観て楽しんできた作品で、一番好きなシリーズだった。大人になってからはそんな気持ちをすっかり忘れていたのだが、数年前NHKで一挙に放送されたのを観て、改めて作品の良さを知ったのだ。
ロマンスカーで撮影会
まずは海老名駅のロマンスカーミュージアムでのウルトラ怪獣と記念撮影会。普段は入ることの出来ないNSE車内での撮影はとても価値ある物に違いないのだが、鉄道ファンではないおばさんには猫に小判でした。列を作って撮影を待っているのだが、係の人にミカンを手渡されて何の事か分かりますか?と聞かれて一瞬ポカンとした自分が恥ずかしい。そうだ、今回はウルトラセブン第二話「緑の恐怖」がテーマ。ロマンスカーと言えば、夫婦で乗車していた石黒隊員が妻がミカンを剥いている間にワイアール星人に変身してしまう、というシーンがあったのだった。ちゃんと予習してきたのに……。
そのミカンを小道具に、ワイアール星人と撮影しようというのだ。私は結構早めの到着だったようで、周囲は熱い方ばかり。ご夫婦で仲良くシーンを再現されている方もいたりして、ノープランだった筆者の胸は撮影へのプレッシャーで高血圧か?くらいにドキドキが止まらない。"驚く石黒隊員の妻"を、へなちょこになんとか演じて撮影して貰ったのだった。
おかげでこれからは生まれて初めて近くで見た怪獣はワイアール星人です、と胸を張って言える。なんと言っても写真がありますから。
その撮影でちょっと調子に乗った筆者はスペシウム光線を放つポーズの撮影を近くにいた方に頼んでしまった。あとでよく調べるとそれは厳密にはセブンのポーズではなかったらしい。すみません、きちんとしたファンの方だったのに。きっと、違うよと思ったでしょうね。でもそんなことはおくびにも出さず優しく撮影してくださってありがとうございました。もしも万が一読んでいてくださったら、この場を借りて深くお礼申し上げます。
隊員のユニフォームの展示もあり、あ~これ昔すごく着てみたかったやつだな、としばし思い出に浸ったのだった。
ホテルにてトークショー
場所を近くのホテルに移していよいよ森次晃嗣さんとご対面となった。ダン隊員がそこにいる!自分がこのイベントに参加していることが我ながら驚きで、感無量だった。出来れば半世紀程前にお会いしたかったけど、時の流れという物がある限りそれは仕方ない事だ。ウルトラマンデッカーという最近のシリーズに出ている村山優香さんという方もトークイベントに参加されており、その方のファンとおぼしき参加者が盛んに写真を撮っていたようだ。筆者は生モロボシ・ダンを見る、という目的だけで参加していたので、すでにこの段階で願いはかなったといえよう。
その後は食事をしながら、ロマンスカーミュージアムの高橋館長さんの撮影秘話を聞いたり、ロボ石山さんの薀蓄たっぷりな楽しいお話を聞いたりと、なかなか忙しくも楽しい時間を過ごした。

運命の抽選会
最後にビンゴした順に抽選くじを引く、というイベントが行われた。こうなったら、森次さんとのツーショット写真が欲しい、サイン色紙が欲しい、という欲がムクムクと膨らんで来てしまった。そうなるとダメである。ぜんぜんビンゴせず、くじもロマンスカーグッズ詰め合わせという、筆者が持っていても宝の持ち腐れ的な物が当たるという結果に終わった。
とはいえ、そこはイベント。素敵な事があった。ウルトラセブンとのツーショット写真をゲットした後、なんと❗️皆が森次さんとグータッチ出来たのである。筆者は森次さんに50年来のファンであることを伝える事が出来た。
ああ、感無量。幼き日、布団の中でウルトラ警備隊の一人として活躍している妄想を抱きつつ眠りについていた筆者である。その自分に、ず~っと後だけどダンに会えるよ、と伝えたいなと思った。
※参加された知識豊富な正当なファンの方々、場違いなおばさんが参加してすみませんでした。そしてありがとうございました。もしかして、どなたかがこれを読んでいらっしゃるかもしれませんから、この場でお礼を述べさせていただきます。