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栃木のテクノロジーを牽引するビジネスをつくりたい|ミヤラジ起業塾2期#3
ミヤラジ起業塾2期は、毎週土曜20時〜FMプラプラにて放送中!1月は地元の起業家の方をゲストに迎え、起業に興味を持ってもらい、アントレプレナーシップ(起業家精神)知ってもらう期間となります。今回は、第3回放送のダイジェストとアーカイブ音声を公開します!
記事最後には「リスナープレゼント」についてもお知らせがあるので、是非最後までご覧ください📢
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第3回のゲストは、協栄精工株式会社 篠原淳さん
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協栄精工株式会社 篠原淳さん
栃木県真岡市出身。LEDや電子機器を使った製品の開発、製造をする協栄精工株式会社代表。現在、新規事業の立ち上げとしてゴルフの撮影を検討し、ピッチコンテストで多数の賞を取り、新聞でも取り上げられている。
1. ゴルフの体験を思い出として残せるサービス
稲川:
どんな事業アイデアをお持ちなのでしょうか?
篠原:
現在、ゴルフのラウンド中の撮影のサービスを考えていています。ゴルフの撮影は今までマナーがあって困難だったのですが、思い出として残して発信できるサービスを作ろうと思っています。
360度カメラを使って撮影をするのですが、実は撮影よりもその後の編集が大変です。今はその編集作業にAIを用いて、簡単にする技術を開発している段階です。
2. 自身の経験が全て繋がり、今がある
小学生の時から発明家になるのが将来の夢でした。高校生になると、物を作るのが大好きで、自分で棚やソファ、鳩時計を作っていました。
大学は、基幹工という工学科に入学。3年生にはロボットを作る機会が増え、子どもの頃の夢だった「ものを作る」やりがいを感じました。研究室では、ロボットと人間のコミュニケーションの研究をし、今の私自身を形作る経験になっています。
就職先は、自分でものづくりを最初から最後(新商品の企画、開発、生産、プロモーション)までできる会社がいいなと思い、東京にあるベンチャー企業に入社しました。
社長が良い方で、やりたいことをやらせてくれ、仕事もたくさん請け負うことができ、勉強になりました。
仕事にもやりがいを感じて働いていてのですが、生まれた場所である栃木が恋しくなりました。仕事内容から、東京ではなく栃木でも働けるのではないかと考え、社長にお願いし、真岡にオフィスを作らせてもらいました。
その時から今は当たり前になりましたが、オンラインミーティングになって、東京にいなくても、仕事をするようになりました。何年かその会社に勤務していたのですが、家業を誰かが継がなければいけない時期になり、親の会社を私が引き継ぐことになりました。
3. 自分のアイデアを伝え、人に動いてもらうこと
常川:
現状がありながら新しいことにチャレンジする、というゼロイチをこの番組では注目したいので、ぜひ新規事業についてお聞きしたいと思います。まずこの事業をしたいと思ったきっかけは何でしたか?
篠原:
自分はゴルフが大好きなのですが、ある時ふとスマホを覗いていたら旅行や趣味の写真とかはあるのにゴルフの写真が全然ないな、と思ったんです。
ゴルフ場に行って撮ろうと思った時に、様々な原因が重なって、ゴルフ撮影が難しいことに気づきました。でも自分もSNSに投稿するために写真を撮りたくて、どうにか解決したい課題になりました。
実際、周りのゴルファーにも目を向けてみると、ゴルフ場の看板や集合写真だけしかありませんでした。今は、ゴルフ中の写真を撮れていないのが当たり前だけど、実は不満があるのではないか、ここからスタートしました。
そこで色々考えた結果、360度カメラや、クラウドAIサーバー、5Gを使った新たな撮影方法を思いつきました。
その後、商工会議所がやっている1日知財相談会へ参加してみて、事業アイデアを話したのが第一歩ですね。弁理士の方に「特許化した方がいい」と言われ、何もわからなかったけど、それがまず一つ目の突破口なんだろうと思い自力で勉強。弁理士の力も借りつつ、無事特許を取得することができました。
次に何をするべきか迷っていた時に、宇都宮のアクセラレーターのプログラムを見つけ、応募することにしました。ですが当時はピッチの経験がなく、ピッチを完成させるために、知り合いから常川さんを紹介していただきました。
結果、努力が功を結び、プログラムに採択していただき、回を重ねるうちに、ピッチも好きになっていきました。一方で、ピッチをした後に相手にどう動いて欲しいのかを考えた際、協力してくれる方を探したいことに気づき、ピッチの内容にそのメッセージを込めるようになりました。
そうしたら、だんだんと協力してくれる人が増え、声をかけてくれ、ちょっとずつ何もなかった状態からまた歩みを始めることができるようになりました。
常川:
そうですね、まずアイデアを得たら伝えていくこと、大事ですね。
4. 今後の展望
稲川:
今後の展望について、教えて下さい。
篠原:
ゴルフ市場は国内だけでも大きいので、まずはこの事業を宇都宮からはじめ、日本全国に広げていきたいです。さらに、ゴルフは世界的なスポーツ。海外のマーケットでも爆発的に広げたり、他のレジャーや趣味にも開発した技術を応用できたらいいなと思っています。
今一番実現したいことは、栃木を拠点にすることで、栃木のテクノロジーを牽引するようなビジネスを展開できたらいいな、と思っています。
例えば、宇都宮でAIを開発して茂木で実証実験をして、カメラの実験を益子でやって…と、栃木全体の技術の発展に繋げたいです。
▼篠原さんのストーリーの続きはこちらからご視聴できます!「事業立ち上げにおいて大変だったこと、よかったこと」、「ゴルフへの思い」「ローカル5G」についても詳しくお話しされています。是非ご視聴下さい!
▶︎後日談としてピッチの部分について、篠原さんからコメントを頂きました。
回を重ねるうちにピッチは好きになり、自分でも上手くなったつもりだったのですが、何か足りない。伊藤羊一さんなどの、プレゼンの書籍やスティーブ・ジョブズのプレゼンを色々研究して、気付いたのが「事業アイデアを説明しているだけ」であったこと。
大切なことは、聞き手に何をして欲しいのかのメッセージだと気付きました。私の場合は、協力してくれる仲間を探したいことでした。それ以降、ピッチの内容に、繰り返しそのメッセージを込めるようになりました。
篠原さんの新規事業について興味がある、さらにゴルフが好きな人、ぜひ事業一緒にやっていきたいという方、事業を成長させるための人をご紹介いただける方、リスナーの皆様(このnoteをご覧になった方)是非ご連絡お待ちしております!
5. リスナープレゼント企画🌸
今回、協栄精工株式会社さんがエンターテインロゴ入りのコースターをプレゼントしてくださいました!このコースターを、ミヤラジ起業塾のリスナーさんにプレゼントいたします!
土台はコルクで出来ており、エンターテインのロゴが入っています
◻︎プレゼント企画・応募方法
エンターテインのお問い合わせフォームまで、下記内容をお送り下さい
①件名:コースター希望
②内容:本名と連絡先(メールアドレスと電話番号)(*個人情報を番組内で読み上げる等、情報公開は一切ありませんのでご安心ください。)
抽選で3名様にお送りいたします。
これでコーヒーを飲むときっと美味しくなりますね!皆さまからのご応募お待ちしております。
株式会社エンターテイン
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