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口腔ケアで認知症を半分に|ミヤラジ起業塾#3

ミヤラジ起業塾は毎週土曜日20時~FMプラプラにて放送中!

4期3回目、今月はゲスト回になります。本日はゲストとしてサイエンティフィックマネジメントの鈴木宏典さんにお越しいただきました。

今回は第3回放送のダイジェストとアーカイブ音声を公開していきます!

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本日のゲストは株式会社サイエンティフィックケアマネジメント 代表取締役鈴木宏典さんです。

1. 事業内容

少子高齢化が進み、2020年の統計では65歳以上の6人に1人は認知症だと言われています。その認知症になる人の数を半分にするため、現在口腔ケア商品販売の事業をされています。認知症は慢性疾患で、徐々に進行していくので直すことが難しいとされています。ですが、近年の研究結果によると、歯周病と関係があり、口腔ケアで防げることがわかりました。

私たちは、その関連会社と提携することで歯周病を抑え、認知症を減らすことを目指しています。現在は天然成分から抗がん剤を作っている会社と提携して製品を作っています。製品である液体を水で薄め、歯ブラシに付けて磨く、という簡単に誰もが使えるものです。

2. 起業に至るまで

鈴木:
大学時代に1年間休学してバックパッカーをし、様々な国を訪れる中で、物価や識字率の差を目の当たりにしました。ただ、力になりたいと思っても、学生の自分ができることは少なく、無力さを感じたんですよね。

その後、社会経験を積み「人の役に立ちたい」という思いが強くなり、当時勤めていた製薬会社からお休みをもらい海外青年協力隊として南米のボリビア共和国で2年間働きました。

日本に帰ってきて製薬会社に戻ったものの、時代とともにマーケティングやビジネスに変化を感じました。マーケティングについてもしっかり学びたいと思い、仕事をしながら大学院に通い始めました。

そこでわかったことは、社会問題を行政ではなく、ビジネスで解決できることだったのです。

その後、大学院での学びから産業に興味を持ち、働く中で、今までの経験、製薬会社や大学での勉強を掛け合わせ、口腔ケアのサポートをすることで、認知症予防に貢献できると思い、2019年に会社を創業すると決意しました。

常川:
学ぼうという姿勢が素直ですよね。バックパッカーの経験から学び直しが必要だと思ったらすぐ行動したことなど、今の自分に足りないものを認識し、やるべきことを捉え、どんどん行動していく。その行動力が素晴らしいです。

鈴木:
時間があったらなんでも挑戦したいですね。そういう自分の性格が起業に向いていたのかもしれないと今は思います。

3. 起業で苦労したこと

起業をするにあたって仮説と検証をすることは大切です。お客さんの声を聞き、それを作ってどういう反応があるか?というのを確かめなければいけません。鈴木さんもシードである事業アイデアを実際に製品に移すまでが予想していた以上に難しく、一番苦労されたそうです。

鈴木:
ですが、その四苦八苦している中で、手伝ってくれる先輩がたくさんいて。とても助けられました。そこで改めて、人との繋がりは大切だと感じたんです。

もう1つは、貰ったチャンスは即断即決も大事だなと。そうやって、さまざまな場で判断、経験していくことで実績を積み重ねていくことができました。

4. 今後の展望

最後に、今後の展望について鈴木さんに伺いました。

鈴木:
まずは製品のバージョンアップを考えています。また、調剤薬局を含めた販路を拡大をしたいと思っています。現在は、美容院を視野に入れています。美容院での滞在時間は長いので、その間に健康維持のための情報提供として商品の紹介をお願いできるのではないかと考えているからです。

常川:
最後に何かリスナーさんに伝えたいことはありますか?

鈴木:
起業するにおいて成功するための自分が大切にしていることが2つあります。1つ目はスペシャリストの方に相談することです。専門家に話を聞くことで成功する確率を上げることができると思っています。

2つ目は常識を壊すこと。常識が壊れるときにビジネスは成功すると思っています。現在、コロナで様々な変化が起こっていますが、これも常識が壊れているチャンスと言えると思うんですよね。このチャンスをリスナーさんにも是非掴んでもらいたいです。

5. 鈴木さんからお知らせ

今回がん治療で口腔治療を必要とする方々、高齢者の方々を応援したいということで口腔ケアの製品を宇都宮ベンチャーに来ていただいた方にプレゼントさせていただきます。その際アンケートにご協力をよろしくお願いします。

事前に0286157460に電話またはinfo@scm.co.jpにメールでご連絡お願いします。

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▼第3回の放送はこちらからご視聴できます

最後まで、読んでいただきありがとうございました。次回もお楽しみに!

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