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阿佐ヶ谷ヤング洋品店Vol.6義太夫語り

 気づけば、ゴールデンウィークだ。この季節なると、とかく昔を思い出す。ばあさんと二人きりで峩々温泉という秘境の温泉宿に湯治として2週間は過ごしていた。なんてことをふと思い出す一日に。

たけし軍団とは何だったのか?

 さて、今宵のアサヤンはグレート義太夫さんによる「たけし軍団伝」である。思えば、私が最初にたけし軍団の認識をしたのは小学生の頃の「ひょうきん族」か?はたまた「スポーツ大将」か?いや「スーパーJokcy」か?記憶が定かではない。クラスの人気者ならば、「西ならば、吉本」「東ならたけし軍団」入りかと冗談交じりに言われる時代でもあった。その言葉の真意は、親の立場で言えば「あそこには行ってはいけない職場」「選んではいけない職業」の意味を孕んでいた。今風に言えば「公開ブラック企業」か。そんな軍団における最も輝ける場所が体を張った「スーパーJockyのガンバルマン」や「お笑いウルトラクイズ」であった。

 実は、私もたけし軍団に入ろうと思ったことがある、というのはうそだが、放送作家という職業を強く意識したのはダンカンさんの著書だ。

 このダンカンさんの「TVギョーカイ就職読本」を読んで、放送作家の世界の一端を知ることになる。後にお世話になるロコモーションの逸話も紹介されている。「浅ヤン」についての記事では「浅ヤンよ、茶の間にホームランを見せてくれ!」と題して記していた。

今、手元に本がないが私の記憶では、『「整形シンデレラ」「ヒッピーをヤッピーに」と過激な企画を連発するが僕はこんなものでは満足していない。なぜなら、神と交信できる伊藤輝夫さんが総合演出を務め、作家陣も豪華ストロングメンバーが名を連ねる。そーたに、越智(おちまさと)都筑(正確には都築)、渡辺、堀江、実際に会ってみると、そうでもないが。』さらに今回も出演する高須さんにおいては『妥協を知らない鬼軍曹』と記されていたと思う、『そんな浅ヤンが面白くならないわけがない。』と断じていたのを覚えている。

 当時、ネットがまだ無い時代、テレビ制作の裏側や作家になる方法など本当に分からなかった。話が横道に逸れたが、話すを戻すと、私の小さい頃のたけし軍団のイメージはと言うと、「いつだってフリチンを人前でさらす覚悟がないとつとまらない」であった。それは井手らっきょさんのイメージか、何なのかはもはや思い出せないが、それぐらいNGなしであり、決して爽やかな存在ではなかった。その背景を予備知識として持ちつつ、オープニングだ。

 ベイシティローラーズ「サタデーナイト」からのTHEHIGHLOWSの「SOTO出ない」は博士ならではの演出が光る、一見の価値ありどころでは済まない貴重なシーンから始まる。

 そして、たけし軍団にも、アイドル時代があったーーー。今回の「アサヤン」において貴重な元気が出るテレビでの「たけし軍団総選挙」の映像が流される。当時、現場にスタッフの一人として博士とADぐらいの高須さんが貴重な秘話を明かしてくれる。(その内容は、本編をご覧いただきたい。)

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 博士、義太夫さんから数々のたけしさん&軍団エピソードが披露される。その一つを披露するならば、「ジャニーズが、音楽からお笑いをやるように、お笑いから音楽をやるんだ。音楽をやれるやつが強い。」とのたけしさんの言葉は、後のとんねるずやオリエンタルラジオの姿にも続いてるのだと、気づく。

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                  たけし軍団は抱けるアイドルだった

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       俺はスカトロ好きじゃない

 後半はゴメスこと、中込陽大さんを迎えての音楽LIVEショーへ。博士とはClubhouseを通じて知り合ったという間柄とのことだが、SMAPを始めとするバックを務めるミュージシャンとしての華々しい活動が披歴される。そんなゴメスさんの生演奏。それは、空間を支配し、義太夫さんの軍団話がフリとなっているせいか、どこか郷愁を感じさせる昔を思い出す時間であった。

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インスリン注射を打ったばかり。今日の俺は一味違うぜ

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心揺さぶる歌声と演奏を披露するゴメス

曲のラインナップは・・・

・「海を見ていた午後」荒井由実
・「ストラップシューズ」ゴメス
たけしさんがビートルズの中で一番好きだという
・「Don't Let Me Down」
・「Let It Be」
 そしてビートルズからのビートたけしという流れで
・「ポツンとひとりきり」ビートたけし
・「ハード・レインで愛はズブヌレ」ビートたけし 谷川俊太郎作詞
坂本龍一作曲のバラード」

 また、たけしさんの「バカヤロー」は泉谷さんの影響話などありながら
・「夜につまづき」泉谷しげる

 義太夫さん、ゴメスさん共に、独学ながら楽器を何でもこなすマルチプレーヤーなのだが、ライブ配信終わりにその裏話を聞くと「ポールマッカートニーがやっぱり出来るんで、そうじゃないとミュージシャンじゃないと思うんです。」という素敵な逸話も伺えた。義太夫さんのミュージシャンとしての才能がいかにたけしさんをサポートしていたのかと思い知らされる。また、ゴメスさんとのライブが過去に思いを馳せながらも、今の空間に酔いしれる良い時間であった。

 そして何気に輝いていたのは、三下の無法松。映画「キッズリターン」で本当は主役になるはずだったという。その後のたけしさんからの計らいエピソードにはグッとくる。また、こんなに「天丼」(同じ振りなりボケなりを「重ねる」「繰り返す」芸)が上手いのかと何度も笑わせてもらった。

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兄貴(高須D)と三下いや、四下の無法松のコンビ芸も安定してきた

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 義太夫とコレステローラーズを組む「たッぴ―おか」の今宵の見せ場

 今夜のアサヤンはいつになく、郷愁を思い出し、音楽に酔いしれる大人の時間であった。別の言葉で言えば、前回のような「うんこちんこ」など、下ネタを期待される皆様には企画性が違うのでご注意いただきたい。視聴期限は、2021年5月15日(土) 23:59 まで。まだ、今なら全編が楽しめます。配信チケットはこちらから。

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また、次回は奇人「寺門ジモン」が登場。筋肉&肉話の秘話の数々が披露される。さらに、、、

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 博士だからブッキング出来た豪華ゲストが続々と登場!お見逃しなく!! 

写真提供:中山友美
     Instagram:tomomi.photography
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執筆者:島津秀泰(放送作家)
Twitter:@shimazujaoriya
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追記:アンリナさん、サポートいただき、誠にありがとうございます。
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島津秀泰(放送作家・動画制作・インタビュー・文章作成)
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