アサヤンvol.31 すべての武器を楽器に!すべての人の心に花を〜ハイサイおじさん・喜納昌吉参上!
遠くウクライナの地では・・・
2022年4月12日。
初夏のような陽気だ。数日前には千葉ロッテの佐々木朗希投手が完全試合の偉業を成し遂げた。伝説になるであろうその投球の余韻が体に残り、いつもと違う高揚感がある。一方で、遠くウクライナの地では戦禍の只中にいるという現実。
ウクライナ市民が巻き込まれる現実とフェイクニュースの数々、何が真実?何が正義?正しい戦争なんてあるのか?最初は世界的重大ニュースに釘付けとなるが時間の経過とともに辛いニュースを浴びることに辛くなってくる。この心の流れはどこかで経験をした。そう、東北大震災の時のようだ。でもやはり戦争は今日も終わりそうにはない。
「すべての武器を楽器に
すべての人の心に花を」
今回のアサヤンのゲストは、あのビートたけしさんがこよなく愛したミュージシャン・喜納昌吉さんである。総合プロデューサーである水道橋博士は言う。「喜納さんは、(ビート)たけしさんが最も愛したミュージシャンです。」と。これはライブ内で紹介されるが、自分を唯一無二の存在として捉えているあのたけしさんが手放しで認める存在であること、そしてオールナイトニッポンで唯一、選曲した曲が「ハイサイおじさん」であったこと。
さらには、最後に「バイビー」でエンディング閉めること。これは登壇者のひとり、高須SANからも熱く語られるが、たけしさんのオールナイトニッポン世代の方にはとっては格別の儀式のようだ。恐らく40代以降の世代ならば、志村けんさんの「変なおじさん」の元ネタの人や政治家としての側面が強いのではないか。そして世界60か国で3000万枚以上売れたといわれる名曲「花・~すべての人の心に花を~」ぞのサビにはこうある。
「泣きなさい
笑いなさい」
この言葉に込められた意味と、実際にそれを体験するかのごときライブがこの日、繰り広げられた。世界60か国に愛された曲だ、言語とか、文化とか飛び越えたところでの共感や魂の震える理由がライブを見れば分かるだろう。
さあ、アサヤンの開演だ!
前説を務めるのはTAP所属の長谷川かいまとライフサイズだ。
そしていよいよ、喜納昌吉さんがステージへ。
ライブ冒頭から、喜納さんの戦争反対、喜納節が炸裂する。
喜納「バイデンのばい菌が、まだ発酵しないしないNATO(納豆)の中にあって、それをゼレンスキ―が食べて、ゲリンスキーになってプーチンがプッチンとなった。」
上田「沖縄のねづっちさんかと。」
博士より、改めて喜納さんの偉大さが語られる。たけしさんとの交流の逸話も披露される。また、ジョニーからは無法松の店に来るたけしさんがいかに喜納さんを愛していたかの貴重なエピソードが語られる。
喜納さんへの音楽秘話の数々が、、、
〇喜納昌吉&チャンプルルーズのアルバム「BLOOD LINE」にライ・クーダーについて。
〇「泣きなさい 笑いなさい」の誕生は東京オリンピックの閉会式にあった話
〇ハイサイおじさんとオールナイトニッポン話
〇ハイサイおじさんが13歳で出来た話
この日、ちんこはいつになくハマった。我々が慣れたのか?それとも今日はピカイチだったのか?最後の「バイビー」もしっかり決まった。
そして再び、音楽話へ。
喜納さんのミュージシャンとして突然変異と言われた話や投獄の話やらドラッグの話など、ディープな話へ。
さらにこの後、喜納さんからの名言が飛び出す。
喜納「私は左翼からは右翼、右翼からは左翼と呼ばれてきた。私はどちらでもなく〇〇〇〇」
博士「これからは俺のセリフです!!」
ひたすらに喜納さんの懐の広さを感じさせる時間だった。
喜納「日本は勃起運動をしないといけない!」
「夜の仕事に精を出せ!」
次々と名言も飛び出したことは付け加えておこう。
そして、前半戦クライマックスは若手芸人の3組が登場。
今、ナイツやおぼんこぼん師匠で何かと話題の漫才協会入りしたドルフィンソング。スーツ姿できっちりの佐野に対し、赤髪の三木、見た目のバランスも漫才師風になってきた。
博士「めちゃくちゃ〇〇する前のツービートのよう」
その真意とは?
最新の時事ネタを絡ませながらの漫才。高度すぎるというか、深い知識に基づいたボケの数々、ツッコミの技術が問われる中の漫才に笑いをもたらしていた。
博士「寄木細工の芸術を見てるよう」
初めてのデートでゲーセンのパンチングマシンを選ぶ男と付き合わされる女。設定の妙はもちろんだが、表情やしぐさ一つで笑いをかっさらう二人は演技力もさることながら間が上手い。キングオブコントで優勝してもおかしくないレベル。言葉のチョイス、伏線、ストーリー展開、衣装の小ネタ、それでいて今時感もある。もっと見たい。(5月29日は単独ライブもあるそうだ。)
そしていつもは番組の最後にやる次回以降のアサヤンだが、今回は「ハイサイおじさん」のあとにバイビーで締めくくりたい演出のために、一足先に紹介。
さらには8月18日開催の博士の生誕祭に向けて、ダースレイダーさんへの出演交渉へすごい事実が発覚。まさかの形で登壇決定です。
そして、ライブ後半はいよいよ、喜納さんのライブへ。
ツインボーカルでGWINKOさん、キーボードに石岡裕さん、ギターに喜納宇龍波さんを迎えてスタート。
ここからはライブを聴いた私の感想だ。
沖縄の三味線の音色と歌声を聴けば、そこには沖縄の景色が見えてくる。やがて音楽そのものに、大地と天空のつながりを感じるのだ。これは不思議な体験だ。もし、神様との交信というものが存在するのであれば、それは目の前にある光景ではないか?そんな思いすら過る時間だ。で、喜納さんと神様の交信を見ている私はどうなるのか?というと、魂の浄化がされる気分なのだ。
それは、魂の開放か、魂の突破か、凝り固まった何かから解き放たれていくような感覚である。喜納さんの言葉を借りると、「戦争よりも祭り、日本の希望は祭り、祭りには天と地を結ぶ力がある」と。太鼓の音色、ギター、三味線、そしてお二人の天にも届きそうな歌声にすべての気持ちをさらけ出したくなる。まさに、泣きなさい、笑いなさい、、、。
①首里の火柱
②花〜全ての人の心に花を〜
③ハイサイおじさん ※一部、曲名が分からないところがあります。
最後はハイサイおじさんでー--。
会場全体が踊り出す。
写真提供:中山友美 利根川亘
Instagram:tomomi.photography
Facebook :tomomi.photo
スタッフ:山崎尚哉 原田専門家 関口貴 島津秀泰
総合プロデューサー:水道橋博士
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