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「宿の梅」菅原道真公と梅

我が宿の梅の立ち枝や見えつらむ

思ひの他に君がきませる

ご機嫌よろしゅうございます。
いよいよ今週の25日には御自影天神茶会(ごじえいてんじんくようちゃかい)が行われます。
準備の方も佳境となって参りました。

宗家の梅も天神様に向けて開花のご様子です


菅原道真公といえば梅の花
太宰府に左遷となった道真
その道真を追いかけて梅の木が飛んで行ったという
「飛び梅伝説」。
この故事から、「道真」と「梅」という結びつきが
天神(道真公)信仰の広まりと共に鎌倉中期以降に大衆に浸透します。
また「梅」は文様としても多く描かれております。

さて、冒頭ご紹介しました梅の歌にちなんだ銘の茶入
「宿の梅」があります。
江戸時代初期、薩摩で焼かれたこの茶入は
白地の下地が褐色釉のところどころから見え隠れし
まるで梅のような景色を作っています。

後藤三左衛門所持から「後藤」ともよばれ、
遠州公が「拾遺集」の平兼盛の歌から命銘しました。

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