ご供養も未来志向で行きましょう。
そろそろ桜が咲いてきました。
なんだか今年の桜って青っぽい気がするんだけど
なんでだろう…
桜の花は別れの寂しさも出会いのワクワクも彩ってくれます。
3月の後半はお彼岸があることもあって
なんだかご供養むきな雰囲気がありますけど、
多分寒い冬からだんだん暖かくなってきて
空気や光も明るくなって
なんとなく気分も明るい方向に向きやすいのが
さらにいいような気がします。
以前からご供養についてはいろいろ書いていますけれど。
亡き方のことを思い出して繋がろうとする、
それも恐怖からでなく愛で。
これは言うなればやはり未来志向の前向きなご供養なのですね。
しみじみと思い出すのは過去のことであっても
そのことから今日あることへの感謝を抱くことができたり
子どもたちに家族の物語を伝えてその記憶を未来に
つなぐことができたり。
する側もされる側も癒されて心温まるような。
ご供養は家系を癒すといったことも言われたりしますが、
これは現代を生きている私たちが
「家系やご先祖を癒すぞー!」とがんばって何かやったり
家系を癒すのは自分!みたいな上から目線で何かするのではなくて
繋がりや流れというものを感じて今日を生きる
ということをしていれば実はいいんですよ。
その上で、回忌や盆暮正月などの節目節目に
エッジの効いたことをするとより良いですよ、ということを
おすすめしているわけで。
そして、前向きで未来志向のご供養をするに当たっては
この春の日差しや明るさ、暖かさが格好の後押しと
なってくれます。
明るく軽やかで暖かく。
涙も悲しみももちろんあっていいのですけれど、
それでも最終的には平和で暖かくまろやかに。
三方よし、が近江商人の心意気と言われますが
それでいうと
ご供養する方もされる方もご本尊もよいのが
良いご供養。
そしてさらに、一切衆生にも良いものとなると
なおよしですね。
それが供養と回向、ということになりますよ。