3月己巳弁天供終了です。心を浄化するということ。
今日はちょっと気温が下がりましたが
もうすっかり春の暖かさ。
いろんな花が咲き始めています。
今は梅が満開。
そろそろ桜の声が聴かれる時期ですが
あちこちですでに咲いていたりするようですね。
桜の季節といえば桜餅。この時期はついつい食べちゃいます。
今日は3月17日の己巳の日。己巳は弁天さまのご縁日です。
最近はこういう吉日やご縁日が
よく知られるようになってきましたね。
特に弁天さまの巳の日や毘沙門天さまの寅の日は
金運アップということで人気があるようです。
今日の弁天さまのご供養も無事終了いたしました。
施主さまには今回もおつとめありがとうございます。
今回の弁天さまは白一色のお姿。
いつものゴージャスな雰囲気とは打って変わって
シンプルで清らかな装いです。
弁天さまは琵琶を持っておられる二臂のお姿と
いろんな武器を持った八臂のお姿が一般的。
今日は琵琶をお持ちの二臂のお姿だったのですが
このお姿の場合、技芸や音楽、弁舌の才を司る
側面が強くなるような感じがしますね。
琵琶を奏で、音楽を楽しむには
平和でくつろいだ気持ちでいる必要があります。
神仏の世界が平和であるためには
私たちの世界が平和になる必要があります。
先日も「心から平和を広げる」ということを
お話ししましたけれど。
自分の心を平和にすること。
そして、自分の本分を尽くし日々を明るく生きることで
それを自分の周囲に広げていきます。
弁天さまが今回お伝えくださったことは
「自分の心を浄化する」ということについて。
心を浄化するというのは
泣くとか笑うとか感動するとか喜ぶとか
そういう感情をめいっぱい十分に使って、
最終的に「わーい、感動したー!」みたいな気持ちで
心を満たすことなのだそうです。
心の機能を感情を使って全開にして使い切る、
みたいな感じかな。
私のお師匠さまのお一人が
「神に祈る時は
美しいものをみて深く胸打たれるような
やるせなく心が震える恋に落ちたような感じで
祈らなくては通じない」
とおっしゃっていたことがありましたが、
これも同じ状態を教えてくださってたのではないかなと思います。
どのような祈りも心から出て心へ届けるもの。
そして、どのような行動も心の状態から生まれて
世界に働きかけるものです。
だとしたら、まずはじめに行うことは
諍いや善悪に心をそわせるのではなく
平和や和合の心を自分の心にあらわすこと。
そうなれば弁天さまと共に平和と和合と福徳の調べを
楽しむことができるでしょう。
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