ゆるく語る映画の感想シリーズvol.4「変な家」
いつもより早く仕事を終わらせて、過ごす金曜日は充実感がありますね。
というわけで、レイトショーに行くことにして、公開したばかりの映画を観てきました!
原作はホラー作家でありYouTuberの「雨穴」(うけつ)の書いた不動産ミステリー「変な家」を元に制作されている。
ちなみにこの作品はYoutubeでも取り上げられている。
一見すると、何の変哲もない部屋の間取り。
しかし、この間取りにはある異常さがあるのだ…。
※この動画を見ても、大きなネタバレにはなりません。
紙粘土で雑に作られた仮面と全身黒タイツ、声高に加工された声で語るストーリーテラーが「雨穴」本人だ。
本動画も2024年3月時点で1777万人の大人気動画となっている。
といった具合で話題を呼び、本になり、今回映画化が決まったという具合だ。
以上の前情報がわかった状態で観に行ったのだが、レイトショーということもあり、恐怖もより増した状態で観ることとなり後々、若干の後悔はありつつもとても楽した映画だったので、つらつらと感想を書いて行きます。
これから観ようと考えている方の参考になれば嬉しいです!!
※ここから多少のネタバレがあります。
■ストーリーについて
あらすじは以下の通り。
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主人公は「雨男」として活動をしている動画クリエイター「雨宮」。
一時期よりも再生数が伸び悩んでいたある日、彼の仲間から新居の相談を受ける。
どこか違和感がある間取りだったこともあり、知り合いのクセが強い、ミステリー好きの建築家である「栗原」に相談する。
栗原の指摘する違和感から徐々に膨らんでくるストーリー。
それをテーマに動画にすると、これまでの再生数が嘘のように伸びる。
それに味を占めた雨宮は、更に物件について調べていく。
気がつけば既に引き返すことはできず、ある出来事に巻き込まれていくのだった…。
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ミステリー要素は観ている人たちの興味をそそり、油断したところでホラーが顔を出す。
ドキドキハラハラしながら2時間があっという間に過ぎてしまう映画でした。
では、見どころも話していきましょう!
■見どころシーンについて
・ミステリー要素の部分
前半は主にミステリー要素が多く、観ながら推理をするのがとても楽しいです。
中々、確信は得られない中で、徐々に明らかになっていく違和感の正体が見えたとき、背筋凍る感覚が得られます。
たった一つの間取りからここまでのストーリーを展開されていく。
目を離せない理由はここにあるのかもしれません。
・登場人物のキャラクターについて
変な建築家「栗原」を演じる佐藤 二朗さんのキャラクターがこの映画ではとても貴重な存在になります!!
もちろんストーリー上でもそうなのですが、ホラー映画は出てくる全演者は雰囲気を一切壊さないように負の感情を全開に発揮してきます。
…いやwそれは当たり前なんですけど…。
ホラー映画が苦手な人はそれが無理なんですよ!!!!
常に首に力を入れて、カメラのアングルが変わるたびに緊張をして、映画どころではなくなってしまいます!!!
本作もホラーテイストがしっかりあり、私も映画館で首をツリました…。(後ろの人が笑っていた…w)
そんな中で出てくる「栗原」さんの奇抜なキャラクター!
クスッと笑える場面もあり、何度も私の心を救ってくれました。
もちろんホラー映画でもある本作の空気を適度に壊さないように、良いバランスで作品を彩ってくれる存在。
役者さんの個性も生きた素晴らしい演技とキャスティングでしたね。
・原作を知らなくてもOK
冒頭にも書きましたが、「雨穴」のYoutubeも、本もあるので、映画を観る前の情報が結構溢れている印象でした。
しかし、実際に観ると映画には映画の良さがありました。
なので、前情報が入ってしまった方ももれなく楽しめる映画だと思います!!
■まとめ
深まる謎を解き明かすミステリー要素も楽しみつつ、ホラー映画が苦手な人も楽しめる作品であり、最後のオチは本当に…。
ぜひ劇場で!なんならレイトショーで観るのがオススメです!
首をツラないように気をつけてくださいねw
原作本もぜひオススメです!
ではまた〜