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みんな頑張りすぎてるの、頑張る場所を間違えてるから上手くいかないし、頑張ったりしなくていいんだよー。

父親はくたんくたんになるまで酔っぱらって大いびきで寝ているか、二日酔いで布団をかぶって寝ているか、休みの日には山へ行って帰ってこない、そんなダメな男でした。

母親は、真面目でしっかりして常識的でしつけには厳しい人でした。きちんとした人ですが優しい人でもあって、人の面倒をよくみては近所の年下の人からら家族のように慕われて、お姉さんと呼ばれていたし身内の年よりの面倒もよく見ていた。

適当を絵にかいたような父親だから、母はパートを掛け持ちして家計を支えていて、裕福ではないしいまとなっては家計はいつもギリギリだったはずなのに、私たち姉弟は不自由を感じることなく守られて、父親のお酒にブレーキが利かなくなるまでは家族のカタチを保っていました。

そんな二人を見て育つうちに、私は無意識に「女は頑張るものだ」と思い込んだのかもしれません。確かに、頑張れば勉強も仕事も結果を出せたし、頑張れば何でもできると思っていた。恋をするまでは。

好きな人ができても、片思いをずっと追いかけける夢見る夢子時代が長く、その恋も実ってみると、急に色あせてすぐに終わりを迎えました。それから、誰かを好きになっては追いかけて、付き合っては別れるの繰り返しで、私は好きになり方もうまくできなくて、好きになってもらうのも下手すぎるんだな、と思っていました。モテないわけではなく、どちらかと言えばモテる方だったと思うのですが、恋愛で幸せを感じたことはなかったの。

頑張れば頑張るほど、うまくいかない恋愛に、結婚なんかできないだろうな?30歳になるころには覚悟し始めていました。

その後、いつもの恋愛パターンを手放していまの夫と出会って結婚をして、もうだいぶ長く一緒に生きています。

いま、婚活や恋愛の相談をうけてみんなの話を聞いて思い出すのは、頑張って頑張ってうまくいかなかった頃の自分です。

好きになって欲しくて頑張った。嫌われないように頑張った。負担をかけたくなくて頑張った。笑顔が見たくて頑張った。自分で何でも先回りしてひとりで何でも頑張った。自分の弱さも情けなさも隠して頑張った。頼ったり甘えたりしたら悪いから見せずに頑張った。相手の様子をみて相手に合わせて我慢した。

そして、あなたはひとりで大丈夫だから僕がいなくてもいいよね。僕じゃなくてもいいでしょ?って言われたし、付き合っているのかさえわからない都合のいい存在を特別だと勘違いしたり、こざかしくて可愛くないと言われたり。

恋をして、そして、やっぱり一人になった。

頑張っちゃダメなのよ、女は恋愛で頑張っちゃダメ。
頑張った方がいいのは別のところで、頑張りどころを間違えると自分も相手も苦しめることになる。愛しているのに大切なのに、無意識に苦しくさせてしまうなんて悲しすぎる。

男の居場所がなくなるからね、男の役割を取り上げちゃうからね、最初はそうではなくても、なにもできないアホな男をつくっちゃうからね。自分を抑えて我慢してる自分ってけなげでかわいい~。って思うのは、自分だけで相手にとってはむしろ陰気臭くてウザいんですよ。

どちらかが頑張らないと成立しない関係は、フェアじゃない。

夫婦でも恋人でも友だちだって、その人がいてくれるだけでいいんですよ。
自分の柱で歩くふたりが並んで歩く、ともに二人の関係をつくっていく、その行動こそが愛なんだって思うんです。


自分ではない何かになってまで相手のためにしてあげないと愛じゃないって思うなら、それは愛じゃないです愛してもいない。頑張っている自分が好きなだけで、相手のためにって言いながら依存していると安心するだけで、相手が頑張って何かをくれるから好きなだけ。それって、愛じゃないです。

あなたは、いてくれるだけでいい。
あなたと、一緒に考えて一緒にやっていきたい。
そういう人は必ずいます。

頑張らない方が上手くいく、頑張らない方が出会えるの。

掬乃 ジュンコ

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