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今日の名言は、「Less Trust、More Truth(信頼ではなく真実を)」

パンケーキ大好きなかおるんです。いつもエンピツカフェの決まった席で本を読んでいます。
悩みごとがあるときに、ふっと何か大切なものを気づかせてくれる先人の名言を紹介しますね。

みなさん、「スノーデン事件」って知ってますか?
2013年、アメリカ国家安全保障局(NSA)が、テロ対策として極秘に大量の個人情報を収集していたことを、元NSA外部契約社員のEdward Snowden(エドワード・スノーデン)さんが告発した事件。
グーグルやアップル、フェイスブック、ヤフーなど大手ネット企業が持つデータからも情報収集していたらしいんだけど、「監視をやめろ、プライバシーを守れ」と、ヨーロッパでは大規模な抗議デモが起こり、個人情報の保護を強化する「一般データ保護規則(GDPR)」の議論が急速に進んだんだって。

いま私たちが日々触れているSNSを中心としたインタラクティブでソーシャルなインターネットの世界。
つまり、Web2.0といわれている世界は、特定の大企業に個人情報が集中するプライバシーの問題、中央集権型のサーバーに依存しているセキュリティの問題を抱えています。

その問題点を解決するために最近注目されているのが、「Web3」または「ポスト・スノーデン・ウェブ」とも呼ばれているもので、中央集権的な管理組織を必要としない分散型インターネットを基盤とした技術やサービス。
Web3の実現を目指す財団「Web 3 Foundation」の設立者でもあるGavin Wood(ギャビン・ウッド)さんによって広められ、その定義はとてもシンプル。

Less Trust、More Truth(信頼ではなく真実を)

「問題はグーグルやフェイスブックのような企業にあるわけでも政府にあるわけでもない。私たちが企業や政府を“信頼”していることに、ほとんど合理性も根拠もない。そもそも私たちが他者を信頼しなければならないという構造(モデル)にこそ、こうした問題の根本的な要因がある。」と語っています。

大手ネット企業の監視などに対抗する手段として、ブロックチェーンを基盤とした分散型インターネットWeb3では、不特定多数の端末が、サーバーを介さずに、端末同士で直接データをやり取りできるP2Pによるネットワーク接続を基本とするんだって。

インターネットって自由なイメージがあったけど、最近はルールに縛られて息苦しいと感じることも増えてきたように感じているのは私だけじゃないはず。
アルゴリズムのようなブラックボックス化してしまいがちなものを信じなければならない世界は、やっぱり好きになれないな。Web3に期待しちゃいます。

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