今日の名言は、「ありのままに生きる私。これが私の人生。」
パンケーキ大好きなかおるんです。いつもエンピツカフェの決まった席で本を読んでいます。
悩みごとがあるときに、ふっと何か大切なものを気づかせてくれる先人の名言を紹介しますね。
すべてを失くした男が、何も持たない男から学んだ幸せとは?
家族を失った孤独な男が手に入れたのは、しがらみを手放す力と新しい世界でした。
自分らしく生きるヒントが詰まった、自由の国オランダの映画「孤独のススメ」、観ました?
世界が注目するDiederik Ebbinge(ディーデリク・エビンゲ)監督が2013年に初監督した作品。
オランダの小さな田舎町で暮らす、中年男性のフレッドさん。
愛する妻に先立たれ、たった一人の息子は仲たがいの末に家を出てしまい、孤独な毎日を過ごしていました。
厳格な宗教的コミュニティの住人であるフレッドさんの毎日は、非常に規則正しいものでした。食事も就寝も時間きっかり。音楽もバッハしか聴かないという徹底ぶりです。
ある日突然、フレッドさんの前に言葉も過去も持たない男テオさんが現れます。
帰すべき家も分からず、やむなく始まった奇妙な共同生活だったが、ルールに縛られていたフレッドさんの日常がざわめき始め、いつしか鮮やかに色づいていく、というお話なんです。
心のままに生きることは難しい、でも大切なものに気づかない人生ほどわびしいものはない。すべてを失くした男が、名前すら持たない男から学んだ幸せとは?
最後には、仲たがいの末に家を出てしまった一人の息子のヨハンさんの生き方を受け入れ、小さなクラブで化粧して歌うヨハンさんのステージを観に行きます。
そこで、Shirley Bassey(シャーリー・バッシ―)さんの名曲「This Is My Life(La Vita)」を美しいテノールで歌い上げるヨハンさん。
父親としての愛情と、息子の生き方に対する偏見に引き裂かれ、長年苦しみ続けていたフレッドさんの心はついにその壁を突き破り、「ヨハン!」と叫んでスタンディングオベーションを送るのでした。
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