モットーは「明るく楽しく元気よく」!ワインを通じて人の役に立ちたい
ワインのプロたちは、どんな想いでワインと向き合ってお客様と接しているのか?スタッフの想いやこだわりを伝える「わたしとワイン」
御殿場プレミアムアウトレット店:飯谷 明良
2018年まで、結婚式兼レストランに勤めていたという飯谷は、そこで触れ合ったワインに魅了され、ワイン業界へと足を踏み入れました。
「明るく楽しく元気よく!」がモットーだと語る彼のトレードマークは、誰からも愛される笑顔と明るさで、周りにいる人も笑顔にします。
今回は、そんな彼に仕事に対する思いや大事にしていることを尋ねました。
好きなことで人の役に立ちたい
大学を卒業後は新卒で富山県にあるレストラン兼結婚式場に勤めていました。「結婚式」という人生の一大イベントに携わって、お客様の幸せの手伝いをしたいと思い就職したんですが、ワインと出会ったのはその時です。
初めは何の知識もなく、わからないことばかりで戸惑っていましたが、尊敬する上司がワインのイロハを教えてくれたことで、初めて「ワインって面白い」と思うようになりました。
その後、ワインエキスパートの資格を取ったんですが、その時にワインの勉強をしていくにつれてワインの楽しさにハマっていった感じです。だから、前職は私にとって「幸せな人の姿っていいな」と感動を与えてくれた場所でもあり、ワインの楽しさを実感させてくれた場所でもあります。
ちょっとくさいことを言うかもしれないんですけど、私が仕事をするうえで心に持っているのが「好きなことで人の役に立つ」ということです。
自分も楽しく、相手も楽しめるっていうのが一番いいことだなって思っていて、他の人にもワインの魅力を伝えたいなという気持ちがどんどん強くなったので、好きなことで人の役に立つ次のステップとしてエノテカに入社し今に至ります。
新しいことってやっぱり楽しい
この仕事の面白さは、大きく二つあると思っています。
一つ目は、「常に新しいワインと出会える」ということ。新しいことって楽しいですし、私にとって新しいワインとの出会いは新しい趣味を始めるのと同じ感覚ですね。
例えば、新たに取り扱いが始まったワイナリーのワインであれば、生産者を知ることから始めなければいけませんし、ワインはヴィンテージ毎に味わいが全然違うので、毎年驚きがあります。自分の知識が通用しない新しさが常にあるので、ワインって面白いなと思います。
もう一つは、自分が美味しいと思ったワインを「誰かに美味しいと思ってもらえる」のが嬉しいです。自分の好きなワインが相手も好きって思ってくれているこの嬉しさを、目の前で共有できるっていうのが良いですよね。
皆さんに飲んで欲しい1本
私が好きなワインは、アメリカの「ケイマス・ヴィンヤーズ カベルネ・ソーヴィニヨン」です。エノテカに入社したばかりの頃「濃いめのワインが好きなんです!」と言ったら先輩がこのワインを薦めてくれました。
少し高かったんですが、自分で購入して飲んだ時の感動は今でも忘れません。「なんだ!この濃さは!?」って、生チョコみたいなくちどけ感もあって衝撃的でした。単体で飲むのも好きですし、ブルーチーズとかダークカカオの効いた濃いチョコレートと合わせて飲むのも好きです。
ケイマス・ヴィンヤーズという生産者は、自分たちのスタイルをずっと貫き続けていて、その姿勢を本当に尊敬しています。
このワインをお客様に薦めると、「ケイマス美味しかったよ」「ケイマス最高だったよ」と言ってお店に通うようになってくれたお客様も多いので、私にとってケイマス・ヴィンヤーズのワインはなくてはならない存在です。
両親がくれた名前を誇りに
私、下の名前が「明るい」に「良い」と書いて「アキラ」と言います。名前の由来は明るい所が良い所という意味があるんですが、両親がすごく良い名前をつけてくれました。
名刺を渡すときも「明るい所が良いって書いてアキラっていうんです」って言うと「そのままですね!」ってよく言われます。
だから接客する上での私のモットーも「明るく楽しく元気よく」なんです。
お店に来ていただいたからには、楽しくワインを選んで、ここにくると楽しいなってお客様に思ってもらいたくて接客をしています。
特に私が働く御殿場プレミアムアウトレット店は、若いお客様が多いので、一緒に明るい気持ちでワインの世界を切り開けたらいいなと思っています。
ワインは人生のラッキーアイテム
ワインは私にとってラッキーアイテムですね!
別になくても生きていけますが、飲んだ時の感動や気持ちって翌日以降も続きますし、長ければ一か月先までずっと続くことがあります。その感動を持ちながら生活できたら幸せだなと思うんです。
新しい出会いをくれる人生のスパイスのような存在でもあるし、私の場合は今のこの仕事に就くきっかけにもなったので、本当に人生を豊かにしてくれるものだなと。
自分にとってのラッキーアイテムを知っていたら、「人生うまくいく!」みたいなところがありませんか?ワインは私にとってそんな心強い存在です。