今年は3月10日に福島県に行けました。
少し前になるが、3月10日に福島県のJビレッジセンターで開催された「福島、その先の環境へ。」シンポジウム2024に参加した。
詳しい内容はハフポストの記事をどうぞ!
参加してみて、印象に残ったことを2点書いておきたい。
まず、若い参加者が多かった。中学生、高校生、大学生、若手社会人(主に20代)の参加者がほとんどで活気に満ちていた。今年で震災から13年間が経ち、今の中学生は当時の震災を知らない世代となっている。3.11やその教訓が忘れられないか、心配する声も上がる中、9月に実施したツアーも含めて200人以上の若者が福島県に訪れた。中には、ビジネスコンテストの形で福島県で取れるアクションを考え、実行している仲間を知った。3.11が風化するのは杞憂であると確信した。
一方、被災地の復興という意味ではまだまだ道半ばにあるというのが現実だ。昨年に福島第一原発からの処理水放出を決定したばかりだが、福島県内には東京ドーム11杯分の除去土壌が残っており、2045年までに処分を完了しないといけない。帰宅困難区域の解除がされても、移住者を含めてどれだけ住人が増えるかは不透明であり、経済的な面を含めて復興は容易では無いと思う。
このような現状を打破するためには、福島県、特に原発被害の大きい浜通り地区でビジネスで成功することが重要だと語られていた。「安全な住環境」と同じくらい「経済的に生活可能か」という指標は大切であり、多くの雇用を創出するようなイノベーションとビジネス機会を作ることがこれからの数年間で最も重要になると感じた。何より、活気が生まれないといけない。登壇者からは、福島県はフロンティアとして新しい動きを生み出す場所になっていくことが宣言された。もはや、被害地域ではなく、先進地域になっていく。
最後に、今年は3月11日の前後で東北地方に行けたことを大変嬉しく思うと同時に、実際に福島県の被災地域に実際に訪れることで、改めて当事者意識を強くすることができた。普段の生活は東京だが、定期的に福島県に足を運びたいと思う。また、将来的には2拠点生活も視野に入れてみたい。それくらい、福島の地域が魅力的だった。(今回の内容にはないが、福島県地元の料理もお酒も大変美味しい!)
番外編
最後にいわき駅前で海鮮丼を食べることができて、美味しすぎて感動した。福島県の近海で獲れた魚を中心に使った常盤丼だったが、いわき市に寄ったら絶対に食べたほうがいい。
特に目光という福島県いわき市がPRしている魚は、とてもおすすめだ。刺身で食べると、脂が乗っていて、口に入れた瞬間に溶けるような味わいで、唐揚げで食べるとふわふわの絶品。ぜひお試しを!
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