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ここは「待つ」本屋です。


今日はせんぱくBookbase はおやすみです。
おやすみなので、このせんぱくBookbase のコンセプトについておはなしします。
 

せんぱくBookbase は、「本屋が育つ本屋」という面を持っています。
 
本屋をやりたい、と志す人は意外に多い。
けれども本当に本屋をやるのは一握り。
スキルもないのに急に始めるにはハードルが高い仕事です。

だから、ゆっくり考えられる場所をもつ。

皆で家賃と棚をシェアして、仕入れの負担を抑えながら店番を行い、お客さんの様子を見て、シェアメンバーと相談しながら成長していく。

孤軍奮闘ではなく、考えもシェアしてブラッシュアップする。
 
やがて選書の経験を積み、自分なりの考えを確立し、場所を得て、一人で本屋を行う。

本屋のない町にひとつ、はじめから根っこがしっかりしている息の長い新しい本屋が誕生する。
 
そういう場所を目指しています。
負担額は7,000円。
仕入れもイベントも店番時の過ごし方もあなた次第。ある程度の規定はあれど基本的には「自由」にアレンジいただけます。

とはいっても。
実はこの「自由」が曲者だったりするんですよね。
どう動いていいかわからない。と悩むメンバーもいます。
 
そういうときは、待ちます。
せんぱくBookbase では、「成長を焦らないこと」をひとつの目標にしています。
 
家賃7,000円だと5万や10万より、懐に余裕が生まれる。
その余裕を、
たとえばほかのメンバーを観察する、話題の本屋さんに行ってみる、知らない本に触れる…など「育む時間」に充ててほしい。
 
その一環として「本屋講座」も開催しています。
私は私のこれまで得た縁と知識を、皆さんに繋げる役割です。
 
いろんなことを学んで、私の知らない業界の知識を組み合わせてその人らしい本屋をせんぱくBookbase で発揮してほしいなぁ、と思っています。
 
実際
もうすでに発揮してくださっている方、
これからやろうとしてくださっている方
など
各々のせんぱくBookbase での立ち位置を見つけてくださっている方もいます。
 
まだ店番にたてていない方もいますが、
きっと近いうちに立ってくれるだろうと思い
心待ちにしています。
 
家賃と棚のシェア、そして店番は必須条件となりますが、結果的に本屋をやるところまでは、今はこちらから求めてはおらず、まずは楽しむところからはじめています。
 
せんぱくBookbase の活動を通して
「本格的にやりたくなってきた」という気持ちそのものが育ってくれればいいな、と思っています。

お客さんにたいしても「待つ」姿勢をとりたい。
あまり本を読んだことのない人、
読むことから遠ざかっていた人が
少しずつ少しずつ「読みたい」と言う気持ちが芽生えていく本屋さん。
 
一回や二回、来ただけでは買わないけど
三回目でよし!と思えるような。
そういった「待つ」気持ちでお迎えしたいなぁ、と思っています。
 

町の本屋に対する思いは人それぞれ。
木曜日は、そんな本屋についての思いを、全国の小さい本屋さんを訪ね歩いた和氣さんとぶつけ合います!!
 
バチバチ議論するんではなく、わっしょい!と盛り上げていく方向を探るイベントです!


★9月、10月のイベント情報★


●9月6日19時~『日本の小さな本屋さん』和氣正幸さん刊行記念トーク
●10月13日11時~「韓国絵本」を楽しもう
●10月21日14時~「あきのものがたり」いただきます!

9月6日19時~『日本の小さな本屋さん』和氣正幸さん刊行記念トーク


シェアメンバー向けの「本屋講座」第三弾は7月25日に『日本の小さな本屋さん』を上梓した和氣さんをお迎えします。
全国各地の本屋を訪ねた和氣さんだからこその視点で、「小さな本屋の育ち方」について語っていただきます。
シェアメンバー向けの講座ですが、公開講座としてシェアメンバー以外の方も参加いただけます!

●申し込みはこちら
https://goo.gl/forms/iFvlh5Dk6btz6phj2

●場所:せんぱくBookbase 千葉県松戸市河原塚408せんぱく工舎d号室
●日時:2018年9月6日 19:00~20:00 
●募集人数:5組
●参加費用:1,500円
****************
著者紹介
和氣正幸
会社員の傍らWebで小さな本屋さんの魅力を発信するサイト「BOOK SHOP LOVER」を開設。現在は独立し、雑誌やWebでは記事執筆やサイト運営を行っている。また、イベントの企画・進行なども行うなど多彩な活動を行っている。
双子のライオン堂と共催で「本屋入門」講座をはじめる。現在当店には2名の卒業生が活躍中。
著者に
『日本の小さな本屋さん』(エクスナレッジ)ほか
『東京 わざわざ行きたい街の本屋さん』(G.B.)
共著で『全国 旅してでも行きたい街の本屋さん』(G.B.)がある。



10月13日13時~「韓国絵本」を楽しもう


日本の色彩とは違った魅力を放つ韓国絵本。
韓国絵本にくわしいかのママさんが、
文化が垣間見える絵本を紹介します。

なかには、日本でも翻訳されている有名絵本もご紹介。
現在、一部の韓国絵本を販売しています。
お越しの際はぜひ、ご覧ください。

●申し込みはこちら
kanomami33★me.com
★を@に変えて氏名と参加人数を添えてお送りください。
またはせんぱくBookbaseに直接お越しください。
●場所:せんぱくBookbase 千葉県松戸市河原塚408せんぱく工舎d号室
●日時:2018年10月13日 13:00~15:00 
●募集人数:5組
●参加費用:500円
※こちらは当店主催のものではありませんので、詳細はかのママさんまでお問い合わせください。


10月21日14時~「あきのものがたり」いただきます!

秋も深まる10月。
虫たちの音色や風の音など、
秋は耳で楽しむことができる季節です。
せんぱくBookbaseでは「秋」をテーマに朗読会を開催します。
絵本や文字から解放されて、音で物語を楽しんでみませんか。

現在企画進行中!! 詳細は後日。
耳と舌で、秋の訪れを感じましょう!

●申し込みはこちら
https://goo.gl/forms/vWLLO2sWNesP134K2
●場所:せんぱくBookbase 千葉県松戸市河原塚408せんぱく工舎d号室
●日時:2018年10月21日 14:00~15:30 (13:30開場) 
●募集人数:5組
●参加費用:1,500円


●リトルスタッフはじめました●



このたび、親子読書専門店NanuKおよびせんぱくBookbaseは「リトルスタッフ」という選書サービスをはじめました。
これは月300円、月1000円、月3000円というコースからお気に入りの本屋さんを支援できる新しいサービスです。

毎日の更新ではなく、週に一度程度で選書を投稿いたします。
どんなテーマの選書か、お楽しみいただけましたら幸いです。
300円コースは選書の閲覧のみですが、1000円以上ですと1000円ごとに応募券がもらえ、本屋が選書した本に応募することができます。
当選した場合は現金の生産なしに本屋で受け取ることができます。

親子読書専門店NanuKでは主に親子向けの選書を、せんぱくBookbaseではジャンル問わず各店主が選んだ本を紹介してまいります。

親子読書専門店NanuKはこちら
https://www.littlestaff.jp/bookstores/9
せんぱくBookbaseはこちら
https://www.littlestaff.jp/bookstores/44
リトルスタッフの説明はこちら


今日の本屋家族

5歳と2歳がパズルで大騒ぎ。

サポートしてくれたあなたに、幸あれ!