月曜日の友達
以下の文章は、上記動画に表示されている文章をそのまま投稿したものです。
みなさんこんにちは。積読ぐらしのえのかです。
今回お話するのはこちら「月曜日の友達」についてです。
こちらの作品も、前回お話した違国日記のときと同じく、作者の阿部共実先生が大好きで読んだ作品です。
この作品で私が一番好きなところは、キャラのセリフやモノローグといった文章表現です。
この作品では、主人公の詩的なモノローグが至るところでみられます。そこでは、主人公の純粋な視点から表現される、素敵なものや、多くの人が同じように感じてきただろう不安や不満が語られています。どれも素敵で、自然と主人公に寄り添って物語に惹きつけられていきます。
もちろん素敵なのはモノローグだけではなくて、2巻最後のほうの月野のセリフが私は特別好きです。どうやったら、こんなにも素敵な感情を、素敵な言葉で表現できるんでしょうか。不思議でなりません。
ちなみにこの作品は、amazarashiによる『月曜日』という主題歌がつくられ、youtubeに投稿されています。
この「月曜日」というMVがつくられた経緯がとても素晴らしいのですが、歌詞もそれ以上か同じくらい素晴らしいです。マンガは読んだけどMVは見てないって方がいれば、ぜひ見てみてください。月曜日の友達という作品世界が、音楽という形で非の打ちどころなく表現されています。
あと、これは私事ですが、読書記録をしっかり残していくぞ、と改めて文章を書きはじめていた頃、どうしてこんなに好きってことを表現するのは難しいんだろう、と何度も思いました。そのたびに思い出したのがこの曲です。
…本当に、なんでこんなに難しいんでしょうね。
言葉にするのが難しいからといって、何もしないでいると私は全てを忘れてしまいます。実際忘れてしまったものがたくさんあります。
忘れてしまっても、また思い出せるように、月曜日の友達ほど巧みな文章表現はできないと思いますが、せいいっぱい自分なりの言葉を残していきたいなと思います。
ここまでのご視聴ありがとうございました。
積読ぐらしのえのかでした。