01.探すのが下手すぎる
雑誌の紙面で発表なので、
仕事が終わって本屋に行くまで確認できない。
気になるのでネットでいろんな情報をみた。
4,013本の応募の中から、
一次審査を通過したのは、7.32%らしい。
去年の数値が6.24%という情報は、
事前に得ていたので驚かないけど、
やっぱり少ないな。
どうせ無理だ。ダメでもともと。
そういうマインドを必死につくる。
ダメだった時のダメージを最小限にしたいので。
チーム参戦が可能で同僚と組んで応募していた。
私が企画で同僚は資料デザイン。
終業間際に同僚と話す。
いけるかな、ダメかな。
そんな話をしていると気づいてしまう。
実は心の奥底では、いけるのでは?
という気持ちが大きいことに。
ダメだこりゃ。いけるマインドを消せない。
もう知らん。開き直っていけるマインドで挑む。
絶対いける。大丈夫なはず。
そう思って電車に乗って、
ターミナル駅で降りて本屋へ。
絶対名前ある。頼むから名前あれ。
そう思って雑誌を探す。
先日下見して、場所を把握していた。
ついてこいと言わんばかりに同僚を案内する。
探していた棚に辿り着く。この辺にあったはず。
立ち止まって探すけど見つからない。
これじゃない?
私の目の前を指差す同僚。
そうそう、これこれ。
BRUTUSも買うからちょっと待ってて。
BRUTUSが見つからない。同僚にヘルプ。
これじゃない?
すぐに見つけてくれる。
私、探すのが下手すぎる。昔から。
結果発表が載っている販促会議9月号。
立ち読みでも可否は確認できたけど、
買うという誠意を見せた方が、
通過率が高まると思ったので購入。
(※そんなわけないです。)
エレベーターの前の、
椅子があるコーナーに行って雑誌を開く。
当該のページを見つけられない。
52ページだよってまた同僚が教えてくれた。
探すのが下手すぎる。
課題ごとに名前の一覧がある。
応募した企画は4つ。
あった!同僚が見つける。
こっちはない。同僚がないことを確認する。
またあった!同僚が見つける。
探すのが下手すぎる。
最後のひとつ。見ていいよ。
って、譲ってくれたので、ゆっくり確認。
あった。
やったぜ。4分の3通過。
これはなかなかよいのでは?
褒められてもよいのでは?
SNSでは名前を公表していませんが、
販促会議9月号を買うと私の実名が、
載っているので探してください。
大きな書店なら売っています。
名前だけでも愛でてください。
読んでくださったあなたにも、
積み上げてきた何かが実りますように。