「日本人」として消える日まで(前書)
いきなり物騒なタイトルですみません笑。そして2回目の投稿にして早速、建築でも音楽でもないことについて書きます。これは世界の歴史、現代の地球社会、宇宙、はたまたスピリチュアルに関連する話です。
しょっぱなからなんだと思われるかもしれません。私もはじめはこんなことを書くつもりはありませんでした。しかしここで書くことは、これから先書き留めていく私の思考に、大きな影響を及ぼしてような気がして。そして、この視点を持ったうえで建築や音楽について考えてみたいという思いがして、最初のテーマを決定しました。
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さて、皆さんはこちらの本を目にしたことはあるでしょうか。
ミナミAアシュタール著、「新・日本列島から日本人が消える日」という作品です。先日、私の友人が突然、「色々つっこみどころはあるけど、ぜひ一度読んでほしい。」と、この本をわが家に送ってきました。見るからに怪しい、胡散臭い紹介文と作者の名前。私ははっきり言って普段この手のジャンルには深入りしないようにしているのですが、友人がそこまで言うなら読んでみようかと、気晴らしついでに手に取ってみました。
読み進めていくと、次々と想像のはるか上をいく内容が展開され、つっこむどころか、時には呆れて笑ってしまうようなこともありました。しかし、それにしては妙に理屈が通っている。内容によっては、私が以前から自分の中に持っていた考えに共鳴するものもある。別に悔しくはないけれど、私はあっという間に上下巻とも読破してしまいました。
その日からなんだか、この本の内容がずっと頭に残り続け、まちを歩いたり大学で生活したりする中で、耳目に触れるもの全てに疑問を感じるようになりました。私の中の大きなテーマである、建築や音楽の存在に対してさえも、これまで当たり前のように思っていたことに疑いの念を抱くようになりました。これはある意味私にとっては大事件で、この本について、そしてこれを読んで考えたことについてまとめないことには、これから先自分の思いを書き留めることはできないと感じました。言い換えれば、本作の内容が今後の私の思考の根底に、大きな影響を与える気がしてならなかったのです。
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ということで、前置きが大変長くなってしまいましたが、ここからは数回に分けて、本作品とそれを読んで私が考えたことについて書いていこうと思います。主に前半は、本書を読んだことが無い人向けに、作者の主張を理解するうえで必要な内容をまとめ、後半では、それを踏まえたうえでの私の思考を整理しました。
これからの時代の生き方や考え方に何か大きな影響を与える力を感じる、大傑作にして大問題作、場合によっては大駄作ともなりかねないこの本を、最初のテーマとしたいと思います。