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MR(複合現実)も体験できる、「Horizon Workrooms」

VR空間でミーティングができたり、いやいやオンライン飲み会にも使えるぞと、Facebook 「Horizon Workrooms」が面白そうなので試してみました。Oculus Quest2のVRゴーグルを使います。

面白いのはただのVR空間というわけではなく、一部リアルと連動したMR技術的なことも体験できます。

「MR:複合現実」とはリアルな空間とバーチャルの空間を複合させるようなイメージで、いままではMicrosoft HoloLensのような現実世界を中心にCGや映像などを投影するような「AR:拡張現実」の進化版的なイメージだったのですが、Horizon Workroomsは「VR:仮想現実」に現実世界を取り込んだようなイメージに思います。

簡単な設定は必要ですが、例えば下の画像。Horizon Workroomsの世界の中での私のリモート環境という言い方がわかりやすいでしょうか。

実際はいつもの自分のデスクに座っているのですが、VR空間に見えている手はリアルな自分の手の動きと連動し、VR空間に見えているキーボードとリアルのキーボードが位置含めて連動しています。
実際は、画面中央に普段自分が使っているパソコンの画面をリモートデスクトップで表示することができ、普通にこの空間で仕事しているような感覚になります。
画面は少々殺風景ではありますが、、。

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画面内の操作は、指から出るポインターみたいなものでボタンを推したり、手のひらを反したり、指をつまんだり、手の動きにあわえて各画面を操作していきます。

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会議室をつくってみました。ここには招待したユーザーと同じ席で会話や画面共有などが可能な空間です。とりあえず自分ひとりで会議室にいます。

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会議室前方にあるホワイトボードの前から見た、会議室です。自分のほかに誰もいません。

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ホワイトボードの前に立つとこのような感じです。
実際にリアルでも立って移動しています。共有ボードの位置もデスクから実際に立って移動できるように、バーチャルのボートと、リアルの空間での位置設定を行うことができます。

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実際に手を伸ばしてホワイトボードに書いています。リアルな空間のどこかにぶつからないかちょっと怖い感じです。

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ホワイトボードは手元でも操作できます。手元で書いたものが、前方のボードにも反映されています。

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という感じでHorizon Workroomsを試してみました。リアルでは何もないところに一人立ってごにょごにょやっているようにしか見えないと思うのですが、ゴーグル越しに見る複合現実はなかなか楽しいものでした。

視覚から入る情報に加え、自分の体とバーチャルの動きが連動していること、ペンを使うと書いているときの振動や、キーボードに実際に触っていることなどもあり、複数の感覚を使うからこそのリアル感というか。
今回は自分ひとりでためしてみただけですが、複数で会議室を使ったときに、声が聞こえたりしたら、もっと「そこにいる感」が感じられるのだろうなと思いました。

実際の打ち合わせにつかってみます。


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