Braveブラウザはクリエイターの味方?気が付いたら報酬が!?
(2019.04.23に書いたブリコルールのブログ記事の改訂版です)
Braveブラウザとはオープンソースで開発された、Chromiumをベースとしたウェブブラウザです。Chromium というものをよくわかっていないですが、Chromeの機能拡張などもそのまま使えるので、chromeを使ったことがある人には違和感なく使うことのできるブラウザだと思います。
Braveの特徴としてよく注目されているのが、広告ブロックとプライバシー保護機能、Braveが配信する広告を見ることで報酬が得られる、サイトへのチップ機能などで、単純に表示が早いブラウザとしても評価が高いブラウザです。
さらに特殊という点では仮想通貨と連動しているという点においても注目度も高く、クリエイターの活動を後押ししてくれるような仕組みや、情報の価値の考え方など、そういった意味でもとても興味深くチェックしていることの一つです。
気が付いたらいくらか貯まってた!みたいなこともあるのでおすすめです。
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広告のブロックとプライバシー保護
私が個人で経営している会社ブリコルールのブログにも広告を表示していますが、どこかのECサイトで見た商品の情報や関心のあるコンテンツに関連するバナーが表示されていたりすると思います。
私自身が直前にNewBaranceの記事をみていたので、Newbalanceの広告が表示されています。
ブリコルールの広告はたいした収益になるわけではありませんが、このように閲覧する人の属性にあわせて、広告を表示する仕組みで報酬を得て収益を上げているブロガーさん、クリエイターさんも多くいるわけです。
また、無料で使える便利なサービスなどは、このような広告収入によって運営が支えられていたりします。
ですが、広告に関わる多くの企業で、マーケティング目的としながらも、上記のようにサイト訪問者がどこでどんな情報を閲覧してきたのかなどをブラウザを介して追跡、分析したりしているので、ときにはプライバシーを脅かす情報を入手されてしまう可能性もゼロではなく、Braveも注意を促しています。
We’re not in the personal data business.
Our servers neither see nor store your browsing data – it stays private, on your devices, until you delete it. Which means we won’t ever sell your data to third parties.
個人情報でビジネスを行っていません
私たちのサーバはあなたの閲覧履歴を覗いたり、行動履歴のデータを保持することはありません。それらのデータはあなたのデバイス上にだけ存在し、削除されるまでプライベートに保たれています。つまり私たちが第三者に販売することは決してない(できない)、ということを意味します。
引用元:https://brave.com/features/
ウェブ広告に対する、ブラウザやプラットフォームの対応
Braveも広告自体を否定しているわけではないですが、実際に広告報酬を目的とした過度な仕組みや追跡など、少し煙たがられるようにもなってきており、各種ブラウザやでも機能拡張で広告をブロックすることができたり、各プラットフォームで広告を非表示にする施策があたりまえになってきています。
Braveもそれら広告ブロックすることやプライバシーに関する情報を、さらに確かな技術で保護することを標準の機能としてもっており、サイト単位で広告表示/非表示の選択ができるようになっています。
ブロックしたことにより節約できた時間やブロックした広告、トラッカーの数などもわかるようになっており、これらは単純に広告が表示されず、個人情報なども守られるというだけでなく、データ容量や電力消費などが気になるスマホにおいてもありがたいものとして、また、なによりもブラウザの表示が速くなるという点においても、様々なレビューサイトで高く評価されています。
広告を閲覧して報酬を得る
広告閲覧での報酬については、つい最近まで日本ではまだ対応していませんでしたが、以前発表していたBitFlyerとの業務提携で、ようやく実現することができたようです。
いままではBraveブラウザで配信される広告を見ると、BAPというポイント(仮想通貨ではないポイント)が報酬として得ることができましたが、BAPはクリエイターへのチップとしてのみしか使うことができませんでした。(BAPとBATは互換性がなく交換ができないため、クリエイターは得たBAPをPayPal経由で現金に換えることができた。やったことはない。)
現在はBAPは廃止され、BATが報酬として受け取ることが可能になっています。ブラウザのBrave Rewardsという機能と、BitFlyerのウォレットを連携させることで、現在は報酬で得たBATを直接BitFlyerのウォレットに送金したり、またチップ用にブラウザのウォレットにBATを追加することも可能になりました。(もちろんビットフライヤーでのアカウント開設は必要になりますが、ここでは省略します)
チップで報酬を受け取る
広告をブロックする機能は、広告で収益をあげているサイト運営側としては、あまりうれしくない機能のように感じるのですがその代わりに、クリエイターやサイトのファンになってもらうための仕組み、直接クリエイターやサイトにチップを支払う仕組みを用意しています。
noteやサロン、youtubeやライバーなどのようにプラットフォームとして直接報酬を支払う仕組みを用意しているサービスもありますが、それがブラウザに搭載されている形です。
イメージとしては、もしテレビにチップ機能がついていたら、面白いアニメをみたときに、おもしろかったありがと的に50円とか100円とかチャリンとかすることができたら…みたいな感じでとわかりやすいでしょうか。
購入とか契約とかではなく、ただ単に感謝の気持ちであったり、応援したいと思うようなときにチャリンとするものです。もっとブラウザのシェアを伸ばす必要はあるようなのですが、SNSのいいねなどに近い感覚でチップを送る、受け取るなどができる時代になりつつあるし、コンテンツを考える側もそのようなことも前提にコミュニティづくり、ファンづくりを考えていく必要があるんだと思います。
チップを受け取るためには、Braveに認証クリエータとして登録が必要
Braveはブラウザを介してBAT(Basic Attention Token)という仮想通貨をチップとして受け渡しすることができる仕組みを持っており、チップを受け取るにはBraveの認証クリエイターとしての登録が必要です。
いままでは日本ではBATを直接受け取る仕組みがなく、BAPという疑似的なポイントを報酬として受け取ることができ、それをペイパル経由で現金にするという方法でした。
ただここ一年のあいだで仮想通貨の取引所のBitFlyerとの業務提携で、直接BATを報酬としてうけとることが可能になりました。(もちろんここでもビットフライヤーでのアカウント開設は必要になりますが、ここでは省略します)
クリエイターとして登録が完了し、チップを受け取る準備が整うとサイトのURL欄の右側に、BATのアイコンにチェックマークがつきます。
使ってみた結果
ちなみブリコルールのサイトは2019年くらいに登録して、ほそぼそとアクセスがあったようで、現在は240BATくらいたまってました。
現在の1BATの価格は130円(2021年5月現在)なので、31000円くらいです。登録した当時は1BAT20円前後くらいでしたので、知らない間に少しふえてました。
ブラウザをインストールして、BATが貯まってきたらブリコのサイトにチップをよろしくお願い致します!
株式会社ブリコルール|心動かす者
https://www.bricoleur.co.jp
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