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ロシアの書籍がほしい!という方へ

Привет!!

おはようございます。ロシア書籍の輸入をしております。えのきです。
本日は僕が普段使用しているものは、していないものまで、ロシア書籍を輸入する方法をいくつかまとめてみました。

①ナウカジャパン

 通常で確実な方法です。
HPが見やすく、余計な広告もなく、キリル文字検索ができます。
日本語でのやりとりができます。
書籍だけでなくDVDやCDの取り扱いがあります。
日本でも長い歴史があります。
イメージや状態についての記載がないが、新品です。
日本で手に入れるには一番確実に手に入れられます
神保町に店舗があり、輸入も受け付けている。
学術書が充実しており、研究者向けでもある。

営業時間は午前10:00から19:00
支払い方法は銀行振り込み、クレジットカード、コンビニ決済
送料は2000円以上は無料

(2021.12.27時点)



②ozon.ru

ここから先はロシアから直接、購入(輸入)する方法
ここから先は自己責任でよろしくお願いします。

 ロシアのAmazonのようなものです。UIがわかりやすいです。
書籍以外にもおもちゃやぬいぐるみ、プラモデル、衣料品は買えます。
しかし、コスメ、衣料品、貴金属、一部の電子機器、軍事用品に近いものは購入できません。たとえ海外発送(CIS各国など)が可能であったとしても、日本へ送ってもらえるかどうかは購入画面でわかります。

 決済方法はクレジットカード可能(ビザ・マスターなど)
 セ―ビルバンクなどからヤンデックス・アカウントに紐づけあればポイント付与できます。日本からはそれらの口座が開設できるかは僕は知らないです。配送状況がわかるという点は利点です。

 注意点として

住所について
 イポーニャへ送る画面で長野県付近にポイントが現れることがあるが問題ありません。しかし日本には届くし、付近の集荷場所まで届くが、ラスト1マイルで「丁目」や「番地」や「部屋番号」などが入れ替わることがあり、その時はデハエルやユーピーエスから電話がかかってきます。電話番号は絶対に登録しよう。電話番号入力画面は(+7)と表示されるが消して、(+81)で入力できます。電話番号を登録すると、ログイン時確認画面でSMSに認証番号が送られてくる仕様になっています。
 また住所が入れ替わるような事態が発生した場合はもう一度住所入力の欄を見て修正するか、番地の欄にラスト1マイルの住所を重ねて書くなどして誤配を防ぎます。(トライ&エラー)

 また、新品だけが売っているわけでなく、古本も売っていますが、状態の確認が難しです。間違えて新品だと思って古本を押してしまわないよう確認が必要だと思います。さらに、新品だとしても、長年に渡って倉庫や本屋さんに収納されていたものなどは日本の基準である新品と比べて状態が良いわけではありません。においなどがある場合もあるが仕方ありません。また背表紙ののり付けが悪いと思ってしまうのは新品であったとしても、それはロシアで買っても同じです。ハードカバーに傷がつくことも普通です。

 近年、国外への送料が値上げされました。以前はロシアの日本郵便ことポーチタラシーの選択画面があったが、それが消えて、デハエルとユーピーエスしか選べなくなったからかな。ちなみに、ポータラシーとユーピーエスは安いですが箱に穴が空いてしまうことが多いです。商品は収まっているので問題ありません。しかし、もしかしたら配送中に漏れ出してしまって回収できなくなる可能性もあります。デハエルでは致命的なほどの箱の損傷は見られません。ユーピーエスでもデハエルでも、包装はポーチタラシーなので発送時の取り扱いの違いです。基本的に商品状態・箱の状態は日本で届くAmazonやメルカリのひとたちと同じ水準で考えていてはいけないと思います。
 キリル文字キーボードを持っていなくても、ipadやスマートホンでの注文が便利です(キリル文字登録で簡単に打てるため)
 たまに請求よりも多めに送料が引かれることがあります。(たくさん買ってパケットが別れたりすると。)
 ロシアのレートは1.5-1.9と変動が大きいため、たくさん買う場合は時期を待ってみるのもありかもしれません。

(2021.12.27時点)


③labilint.ru

 書籍専用の販売サイト
 webやアプリの作りがozonよりもわかりやすい。支払い方法が豊富で決済も簡単です。住所も謎変換されずに届きます。梱包状態はozonと同じですが、送料が少しだけ安いため、まとめ買いではなく、個々に買いたい時はこちらのほうが安いことがあります。DVDなども売っているが、国外配送不可のものも多いので注意です。
 名前と住所は小文字で入力すること。


④alib.ru

 ここは古本屋さんの集合体です。サイトが古典的です。ozonにもlabilintにもない本をここで探す感じです。結構ヒットしますが、古本です。お店ごとに、商品ごとに詳しい情報が丁寧に書かれていることが多いです。プラットホームECサイトではないので、個々の古本屋さんとメールでやり取りします。
 お店ごとに決済方法や発送方法が異なるので古本屋さんの紹介ページを確認して、不明点はそこに書いてあるメールアドレスに連絡して確認します(もちろん、ロシア語です)。

重要点(お店の紹介ページで確認します)
 ①海外(日本)発送をしてくれるかどうか?(モスクワだけや、CISだけということもあります。)
 ②PayPalが使えるかどうか?(個々の古本屋サイトに飛んで、クレジットカード登録して買うこともできるかもしれませんが、登録が煩わしかったり、そこまでやって登録不可だったりしました。いちいち現地の古本屋のアカウントを登録するよりもPayPalの有無で決めるほうが絶対に良いです。結果として僕はPayPal以外の決済手段をここで試したことはありません。)

対応は本屋さんによります。丁寧に発送まで対応してくれるところもあれば、ぶっきらぼうならいいほうで、時には返信が来ないこともあります。システムではなく、相手は人間なので、こちらも丁寧なロシア語を使うことに注意しましょう。


⑤現地の代行してくれる方に頼む

僕はやったことないのですが、ロシア在住の日本語や英語、ロシア語が話せる友達に現地で購入してもらい、それを送ってもらうという方法です(手数料はまちまち)。専用のサイトがあります。

⑥自分でロシアに行って買う

 ドームクニーギ・ペテルブルクやドームクニーギ・モスクワ(かなり大きいと言っても神保町の三省堂本店くらい。ただ通路も狭く高い位置まで本が並んでいるので、脚立が必要。目標が決まっていれば検索端末を使うのがオススメです。
 美術館・博物館。ロシアには有名でなくても、あなたのお気に入りのテーマに沿った博物館が必ずあります。ロシアには日本ではまだ知られていない博物館がたくさんあり、そこに訪問したついでに書籍を買うという方法です。普通の本屋さんにないものが多く見つかるし、打率は高いです。
 また博物館の近くには古本屋が見つかることが多いです。パリのパサージュやカルチェラタンの「古本屋街」のようなものはないので、肉眼で放浪するのもありですが徒労で終わることも。古本屋をマークし、Googleマップをホテルでオフラインで使えるようにした上で、計画通りに効率よく回ります。ロシアには案外、古本屋が多いし、店の人がとても優しい場合があります。サンクトのネフスキー通りに面したおみやげ屋さんとして使われている本屋さんを見ても、欲しい本はありません。おみやげ屋さんで本を探すのは短期滞在ではわりと時間の無駄なのでやめておきましょう。
 またレーニン図書館も受付で観光用のバッチをもらえば自由に閲覧が可能なので、覗いてみるのもありです。観光では借りることはできません。

 現代ロシア美術好きなら、新トレチャコフ(モスクワ)、エルミタージュ新館(サンクト)は必須、ミュージアム・ショップもあり、大きくはないが打率は高いです。建築が好きなら、先の2つに付け加えてレーニン図書館から約2分歩いたところにシシューセフ建築博物館があるので、絶対に行きましょう。

 貴金属やアクセサリに興味があったり、正教に興味があれば、フラムの名のつくところにはおみやげ屋さんがあり、それらには有名どころでなくとも片っ端から行くと思いがけない出会いがあります。

ヴラジオやエカテリンブルクについては行ったことがないのでわかりません。

 しかし観光では望みの本が見つかるとは限りませんので、欲しい本が決まっている場合はオンラインをお勧めします。

ドーム・クニーギのオンラインは試したことがありませんが、日本への配送が可能であれば使えるかもしれません。

⑦e-bay

 打率は低いですが、あるときはあります。配送などの信頼性は高いです。

⑧Amazon

Amazon.jpでは見つからなかった商品がグローバルやAmazon.deで見つかることがあります。値段は高めですが、あるときはあります。配送などの信頼性はかなり高いです。

⑨借りる

 NDLオンラインなどで目標書籍の単語のキリル文字がドイツ語系に訳されているか、英語系で訳されているのかを両方調べるか、自分なりにスペルを変えてみることで、ないと思って飽きられていたものが見つかる場合があります。複写をお願いするのもありです。
 もし、あなたが東京外国語大学の学生や多摩アカデミックコンソーシアムに所属している学生であれば、購入こそできませんが、東京外国語大学の図書館を調べてみるべきです。ロシア語書籍だけでなく、自分の研究分野の先行研究や似た論考があります。もちろんロシア語書籍も地下に豊富です。


最後にサービスについて

 最後に、普通に本を買いたいという方は、私(えのき)がロシアからの輸入代行も行っておりますので、あまりリスクをおかさずに手に入れたい!という場合にも、ご連絡ください。


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