踏み込むリスク
私は研究不正やハラスメント(これも研究不正に含まれると言われるようになっているが)について言及しているので、時々「恨みでもあるのか」と言われる。
確かに研究室を何度も「追放」され、居場所を失った経験を見れば、「アカデミア」に対する恨みをはらしたいと思って研究不正に触れているのだろう、と思われるのも仕方ないかなと思う。
これは全くの誤りだ。
確かに悔しい思いは今でもあるが、恨みを晴らそうというつもりはない。
前に書いたと思うが、「私憤」は「公憤」にすべきと思っている。恨みを晴らすのではなく、そういう思うをする人が出ないような社会を作る、あるいはその人の行為を止めることによって、新たな被害を出ないようにする。
ところが、最近困っていることがある。
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このマガジンでは、“めずらし医“である病理医の中でもレア中のレアなフリーランスの病理医からみた病理診断、医学界の話、研究者になることに挫折し学士編入学を経て医師になった者から見たキャリアの話、そして「科学ジャーナリスト賞」受賞者の視点から見た科学技術政策の話の3つの内容を中心に綴っていきます。創刊以来毎日更新を続けています。
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