
知ったかぶらない
50代まで生きてくると、思い出すと恥ずかしくなってしまうことがけっこうある。
高校時代、のちに東大に現役で受かることになる同級生に、「僕はずっと東大を目指して勉強してきたんだよ!君とは違う!」などと言ってしまったこと。受かったのは彼。落ちたのは私。恥ずかしくていまだに思い出しては赤面する。
人を間違えて思いっきり久しぶり!と肩を叩いてしまったこと。
弥勒菩薩を「ミクロボサツ」と言ってしまったこと。
あとは恋愛関係で、ここでは書けないようなことは多い。
こうした赤面の思い出のなかには、「知ったかぶり」がある。
単語や語句の意味を理解していないのにもかかわらず、知ったふりをして答えてしまったことなどだ。
結構これをやっており、なんで「分かりません」と素直に言えなかったのか、後悔することが多々ある。
ここから先は
933字
¥ 200

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?