サーベイフィードバックを通じてチームを良くしていく方法
現在私が所属しているドクターメイトでは、3ヶ月に一回、という比較的高頻度で会社全体のサーベイを行っています。
もちろん、調査後に結果はまとめて全社単位で共有して貰っています。
サーベイ運用に対する課題感
情報は開示されている、とはいえ共有されている情報は基本的に全社単位。
プロダクト開発部門のマネージャー、という立場から見るとやはり「自分の所属している部門はどうなんだろう?」という部分の解像度が低い状態でした。
そんな中出会ったのが、こちらの本でした。
実際にサーベイを行う時に注意するべきこと、準備するべきことが具体的にまとまっており、扱いやすい書籍だったと思います。
サーベイフィードをもとにしたグループディスカッションを実施するための段取り
上記の本を参考にしながら実際にサーベイフィードバックを行った時に何を行ったか記載しています。
1. サーベイ運用とそのフィードバックを行う目的を説明する
下記を口頭も交えて説明することから始めました。
組織の状況を定量的に認識し、目線を合わせる
(上手く行っていそうか?そうでもないか?)これから自分たちの組織・チームをどうしていくかの「未来」を、当事者たちが「自分ごと」として決め、アクションプランの素材を見つける
2. Ground Ruleを設定し共有する
私が実際に提示したルールはこちら
1 : 1 ではなく 1 : N の関係となるように話を広げる
(犯人探しや特定の誰かを指すような話ではなく、組織やチーム全体が良くなるにはどうするかを主眼に置く)いかなる内容においても否定はしない。
課題に対しての提案を積極的に行う
3. 全員で定量的な情報を見る
職場推奨度 (eNPS)
全社と自部門で比較しギャップについてディスカッション
この時にマネージャーとしての自分の感想をまずは提示しました。
それを踏まえて各メンバーがどう感じたか?その要因は何かを聞くことで、客観的にメンバーが感じていることを聞けたかと思います。
自部門が大切にしている価値観と、それに対する現状のスコアの比較
4. 定量的な情報(サーベイに書かれたコメント)を見る
ここは一旦、「気になることありますか?」とフラットにメンバーにに投げてみたパートです。
やってみてどうだったか?
結論、とても良い次官になったと思います。
メンバーからは
開発する上での環境が良い
何でも肯定するのではなく一旦飲み込んで提案がセットになっている
話し合いができるEngineer組織ってあんまりない(のにドクターメイトはできている)
気軽にディスカッションできる環境。他の人が提案したものは理解したするまで聞いて話をする
勤務のフレキシビリティ
などの肯定的な意見が出た一方で、伸びしろとして
入社後のオンボーディングがまだまだ不十分だと思う。
入社後の教育の話。 各人の将来的の「どうなりたい」がまだ話せていない気がする。
細かいところまで議論し過ぎかな、とおもっている
など、「普段はなかなか意識しないけど、組織を良くしていく上で重要な意見」が多く得られました。
いつものWe are hiring !
私自身、色々と学習を続けながらより組織を良くするための取り組みを積極的に進めて行きたいと考えています。
ありがたいことにメンバーからも多くの意見がある中で、出来ることを一つ一つ実現していきたいです。
さぁ、実際の組織ってどんなもんだろ?と思われた方がいたらぜひ、カジュアルにお話しましょう!
お待ちしています!
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