今の心を書き留めておきます
2020/05/13
このコロナ禍の中で
自分の役割や生活の仕方、
お金の稼ぎ方、仕事、これからの生き方、
社会問題、音楽や文化の事
色々毎日考えたり、
読み物に触れたり、
動画を見たり、
インスタライブを見たり、
ポッドキャストを聞いたり、
友達と語り合ったり、
不謹慎だけど、私の中では
今まで以上に充実した毎日を送っているような気がしています。
その中で、自分の力の小ささや、不甲斐なさも感じたり、
それでも小さくても、何かの力になれるかもしれない、
身近な人との関係性を大切にする事が、
いつか大きな力や希望となるかもしれないと、
思ったりしながら過ごしています。
5月に入って、
アトリエをシェアしているドレス作家の友人から、
シルクマスク作りのお手伝いを頼まれました。
久しぶりに人からの頼まれごとで、
すごく嬉しくて、
私にも、何か役に立てる事があったと、すごく嬉しく思いました。
今までも
誰かに必要とされる事に
とてつもない嬉しさや、行動のエネルギーになっている事は
自分の中で気づいていたのですが、
まさにこのシルクマスク作りのお願いもそうでした。
多くの方もそうかもしれないけど、
自分の心に火がつく瞬間の事を思い出すと、
誰かに頼みごとをされた時。
(それが私にしかできない事だと思って頼まれた時はなおのこと)
そして、
何か課題がある時。
特に、何かの制約がある中で、その条件の中、正解を見つけていくような作業。
例えば、ヘアメイクで、監督やクライアントさんから、普通じゃなくて、何か今までにない事をやってみたいと言われてた時や、誰かをこういう風にメイクしてほしいとか、こういうウィッグを再現してほしいとか、そういった試行錯誤して作っていく事だったり、
誰かの相談事を聞いて、どこの何を変えたほうがいいのかとか、その人自身の心の中にはどんな気持ちがまだ表に出てきていないのかを探していく事だったり、
時間的制約の中で、最高のパフォーマンスをするためにはどうしたらいいか
などを考えたりする事が、すごく好きだと今まで感じてきました。
(時間に追われるのは嫌だけど)
そしてまさに今、
このコロナ禍も
私の中ではそんなお題の一つに感じる。
今課せられている条件の中で、答えを探したり、
喜びを見つけたり、
今しかできない事を探したり、、
それは外出できないとか
人と会えないという制約があるからこそ
私の心に火を付ける要因になっているのだと気づいた。
多分世の中もそうなんだと思う。
何か制約や問題が怒った時に
飛躍的な進化をするのは、
みんなが心の火がつき、
それどれが考えて、
そして行動していくからなのだと思う。
私は師匠から、嫌ほど自分で考えろと言われ続けた。
それでもまだまだ考えが及ばない事もあるし、
広く多角的なものの見方ができる方はたくさんいらっしゃるけど、
私も少しでもそんな考え方ができるようになりたいと
今改めて気づかされています。
ヘアメイクという仕事はとしてはすごく狭い世界の中でしか
力を発揮できないと、こないだまで思っていました。
ヘアメイクという仕事自体は、とても多角的で色々な能力が備わっていないとできない仕事だと思っているので、一流のヘアメイクさんの事は本当に尊敬しています。
そう、それはヘアメイクだけでは無いと思います。
一流と呼ばれる人はみんな、そういった多角的な視点でものを捉える事ができたり、たくさんの能力を総合的に使いこなし、備わっている方だと思います。
一方で、職人気質の方も本当に尊敬しています。
一つのジャンルや一つの技術を深め、そこから色々な事を学び、考え、技術だけではなく、そこから得られる生命の事だったり、哲学的な事だったりまで考えを及ばせている職人さんたちから滲み出るものにもとてつもない心の震えを感じます。
私はもっとそういったものに触れたいし、
自分の仕事や、生活も、
もっとそういった自分の心の火や心の震えに素直になって行きたいと思うようになりました。
これが今の自分の新たな課題だと思って、
何か行動のエネルギーにしていきたいと思っています。
師匠の話はほぼ出て来なかったので、
師匠にまつわるエピソードはいったんお休みです。
読んでいただいてありがとうございます。