#尊敬する人たちの話
情熱をかけるということ / ⑥
アシスタントは、はじめ2人体制でスタートした。
私ともう1人、21歳ぐらいの細身でロン毛の男子。
彼は何がどうだったか今となってははっきり覚えていないけど、私が遅刻というクビ宣告から復活した後、数ヶ月後、クビになった。
現場終わりの飲みの席では日頃の私たちアシ2人の仕事のできなさ具合を師匠と姉弟子の酒のつまみされたり、(ほんと恥ずかしい。。あの時テンパってたよな?とか、わけわかんない事やって
師匠の事とアシスタント生活 / ③
師匠に弟子入り(アシスタントに就いて)して1週間ほどたった頃、
もう1人のアシスタント候補が来るという話を聞いた。
そう、私にとってはライバルだ。
2人の様子を見て、どちらか1人になるか、2人体制にするかという話だった。
そしてやって来たのは、まだ確か21歳ぐらいのロン毛で細身の男子。
正直、2人体制になるのは嫌だった。
私は1日でも多くの現場が見たいし、体験したい。
何が何でも私が
師匠と姉弟子 / ②
不思議な面接をしたあと、一度自分から断ったにもかかわらず、
再びお願いをしてようやく師匠が決まった。
最初の3ヶ月ぐらいは確か試用期間で、その後正式にアシスタントになれるかを判断されるという事だった。そしてその電話の次の日から、私の目の前に広がる世界が、本当にがらりと変わった。
次の日から行くことになった現場。
内容は何も聞かされず、とりあえず集合場所に行き、
師匠と、師匠のその頃の現ア