【ぐるっとパス2024・2周目5】東京都美術館/大地に耳をすます 気配と手ざわり
隣で絶賛開催中の「デ・キリコ展」を正に横目でみつつ、東京都美術館 ギャラリーA・B・Cで開催されている「大地に耳をすます 気配と手ざわり」(2024年7月20日(土)~10月9日(水))を「ぐるっとパス」を使って鑑賞してきた。
榎本裕一
川村喜一
倉科光子
ふるさかはるか
ミロコマチコ
5名の現代作家たちの敏感な感覚をとおして触れる自然と人のあり様。
川村喜一
「We were here.」と題される、インスタレーション。
インスタレーション:現代美術の手法の一つ。作品を、展示する環境をも取り込んで、その総体を芸術的空間として呈示すること。
川村氏の作品の中でビックリしたのが、これ。この作品を目にした瞬間、
宮崎学氏の写真集「死」をありありと思い出した。同じ写真かと思ったくらい。
ふるさかはるか
制作の記録の映像を見たら、素通りした「藍」をもう一度きちんと見たくなった。
ミロコマチコ
「光のざわめき」の制作映像が流れていた。ミロコマチコ氏に何かが下りてきてその声に導かれているかのよう。全身を使って描く様は巫女さんのようだった。
榎本裕一
映像「根室 制作のための資料」は、見ているだけで心身とも涼やかになれた。
倉科光子
見ていて泣きそうになったのがこれらの作品。私は福島県いわき市の出身なので、こういった作品にふれると胸が締め付けられるような思いをすることがある。理屈ではない、突き上げられるようにそういった感情に囚われる。
フライヤーで見ているときは分からなった、これらの作品は「浜辺や津波の浸水域に生えた植物」だった。
ぐるっとパス2024で2周目、行ったよ
1. 泉屋博古館東京 1,000円
2. 熊谷守一美術館 700円
3. 東京都庭園 1,400円
4. 松岡美術館 1,200円
5. 郷さくら美術館 800円
6. 東京都美術館 1,100円