~謎のボランティア精神論~

今日はボランティアについて少し話したいと思います。

まずはWikipediaで調べてみました。

ボランティア 日本において、ボランティアとは一般的に、自発的に他人・社会に奉仕する人または活動を指す。ボランティア活動の基本理念は、公共性、自発性、先駆性である。 

私はボランティアは素晴らしい事だと思いますし、ボランティアで他人を助ける人の事を否定するつもりは全くありませんが、日本人のボランティアの解釈や使用方法に問題があると感じています。

なぜ問題に感じているのか・・・

それはボランティアを強制される。しなければいけないような空気感がある。からです。

Wikipediaさんも言ってますね。自発的にと。


介護職1年目の時には上司にこんな事を言われました。

「あなたにはボランティア精神がないのか!!」

今振り返ると綺麗な右ストレートパワハラでした。

上司が言いたい事はボランティアという言葉を使って、サービス残業しろ!皆やってるんだから!という事でした。まあ10年以上前なので、このぐらいは皆さんも日常的に言われていたのではないかと思います。

その他にも専門学生の時には必ずボランティアをしなければいけませんでしたし、そもそも自発的ではなく強制的でした。

この時点でボランティアという言葉をすり替えているというか、自分の都合が良い様に使用している気がするんですよね。

私は友人が困っていれば無償で手伝ったり助けたりします。知らない人でも時間に余裕があれば助けたりします。自発的に。自分が出来る範囲で、タイミングが合えばボランティアをすればいいだけなのになぜ強制するのか。

利用者でもボランティアでやってくれ。と言われたことがありますが、この時点で強制的なんですよね。自発的に助けれあげたくなるような人間関係を築くことが大切だと思います。


介護現場ではボランティア(サービス残業)大好きな方が結構います。

その方々の怖い所が、思いっきり強要してくるんですよね。私もやってるんだから、あなたもやりなさいよ!とか。

残らなくていいの?仕事間に合うの?とか。

そもそも勤務時間内で仕事が間に合わないのであれば業務内容の見直し・整理が必要ですし、体調変化などのイレギュラーで残らなければいけないのであれば、時間外を申請すれば良いだけなんですよ。

ボランティア(サービス残業)を美化して他人にも押し付けるからおかしくなるんですね。


●まとめ

ボランティアの意味を理解せず使用している方にはボランティアの意味を教えてあげましょう。ボランティアは自発的にやるものですよ。ってね。




あなたにはボランティア精神はあるのか!!と言われた時。

私は「ありません。お先します。」って退勤しました。今考えれば生意気な若造だったのかもしれませんが、それで良かったと思います。



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