楽曲とオカリナ その４
皆さんこんにちは。７月１日発売になりましたえんじろうのニューアルバム「３つのオカリナがうたう 名曲の宝箱 第１弾」ですが、宣伝がへたなえんじろうが多くの方にその存在を知っていただきたいと願いながら、数回に渡ってその中身を紐解いているところでございます。
今回は今の時期にぴったりな夏真っ盛りの曲たちをご紹介してまいります。その前にまずはＣＤ情報をどうぞ。
ＣＤアルバム
「３つのオカリナがうたう 名曲の宝箱 第１弾」
発売 ２０２３年７月１日
販路 演奏会場での手売り・BASE（販売中）
定価 ３０００円（税込）
内容 オカリナ３重奏による既成曲１２曲
編曲・伴奏・演奏 えんじろう
マスタリング 音工房 縁児堂
デザイン ㈱エポックスタジオ
今回のＣＤには現在印刷会社への入稿準備が整いつつある、後ほど販売予定の３重奏対応楽譜があります。
ＣＤを聴いてやってみたいなあなどと思ってくださった方は、ぜひ楽しみにしていただけたら嬉しいです。初心者の方ならメロディーから、ベテランの方なら２重奏や３重奏、最終的にはアカペラ３重奏にも挑戦できる１度に何度も美味しいものになる予定です。
８．みかんの花咲く丘
「幸せ夢見るみかんの花」というサブタイトル付きのこの曲は、とっても有名ですね。アレンジテーマには「存在感」を押し出してみました。
右がひぐらしアルトＧ管
アレンジへの思い
浜松に住んでいるえんじろうにとって、みかんはとても身近な存在ですが、それは食べるときのお話。意外と花を見かける機会（というか認識する場面）がないなと感じます。だからこそ、みかんの花たちが主役になるように、隊列をなしてマーチングで存在をアピール！
そんなアレンジを目指してみました。リズムが入るだけでかなりそれらしくなりますが、みかんの花としての目立ちすぎず優雅な雰囲気は、リズム以外の伴奏の音に託しました。
使用オカリナ
温和に見えて芯もある音色を求め、銀河オカリナカンパネルラのアルトＣ管と、それを柔らかく支えるひぐらしオカリナのアルトＧ管とでタックを組んでもらいました。
９．真赤な太陽
なんと「煮えたぎる情熱」というサブタイトルを付けてしまったこの曲、アレンジテーマは「パワフルさ」です。どうしてそうなった？と、自分でもちょっと感じるのですが、そこも楽しんでいただければ嬉しいです。
右はアケタアルトＣ管
アレンジへの思い
実は白状すると、アレンジが先に方向性を示し、それにつじつまを合わせるようにサブタイトルが決まりました。
原曲のようにそこそこ軽くテンポよく構成するのも良いのですが、なぜか出てくる夏、そして楽器への情熱というキーワードが合わさり、かつ各パートの吹き易さなども考慮すると、じっくりという方向になったのです。
でもじっくりではただ真面目になってしまうので、それを楽しくイメージできるように「煮えたぎる」というイメージに転化！ギラギラした照りつける太陽の印象を、恋や愛よりも最前面に押し出したらこうなった、という具合であります。
使用オカリナ
迫力ある音といえばイタリアから日本に持ち込まれて広がった、息抜けの良さと歯切れのよい立ち上がりが魅力のアケタオカリナというわけで、この２本の組み合わせで収録しました。
低音は特に息がいて音量も出るオールドアケタオカリナのアルトＧ管、そして色濃い音が特徴のアケタオカリナアルトＣ管です。
次回最終回
さて、暑い暑い夏がすぎれば、徐々に空気が澄み渡り心穏やかに虫の声などめでたくなる「秋」がやってきますね。
ＣＤが既に皆様の手にわたりつつある中、次で最終回になるようにしようと思いますので、どうぞお楽しみください。
では次回もお楽しみに。
ＣＤアルバム
「３つのオカリナがうたう 名曲の宝箱 第１弾」
発売 ２０２３年７月１日
販路 演奏会場での手売り・BASE（販売中）
定価 ３０００円（税込）
内容 オカリナ３重奏による既成曲１２曲
編曲・伴奏・演奏 えんじろう
マスタリング 音工房 縁児堂
デザイン ㈱エポックスタジオ
１．手のひらを太陽に 「すべてに喜びと感謝で」
２．赤い花白い花 「届けたい心」
３．どこかで春が 「春到来の喜びを」
４．故郷 「いつも思い出と共に」
５．花嫁人形 「行列は様々な思いを連れ」
６．浜辺の歌 「波に心をあずけ」
７．イムジン河 「やり場のない思いを」
８．みかんの花咲く丘 「幸せ夢見るみかんの花」
９．真赤な太陽 「煮えたぎる情熱」
１０．里の秋 「木の葉のささやきのように」
１１．大きな古時計 「粛々と時を刻む」
１２．月の沙漠 「その道はただ続く」