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報告 天空の館
ありがたいことに、引っ越しをしてから毎日行動したいことを見つけてはなにか動いているという日々が続いています。
さて今回は、木曜日にお邪魔してきた磐田市内にあります「天空の館」での演奏報告でございます。
会場の雰囲気
9時入りを目指して出発した音心。車がない僕のところを集結地点として、相方とスタッフ1名と共に現場に向かいました。
あいにくのお天気でしたが、実はこの日演奏予定の曲に雨というシチュエーションがぴったりなものがあったので、返ってこれも天からのご褒美みたいなものだなあと思えていました。したがってこの日もお天気にまず感謝していました。
会場への道も終盤になると険しい山道に変貌。最近あまり車に乗っていないせいなのか、僕は割りと気持ち悪くなりかけました。このお天気も気持ち悪さに拍車をかけていたのではないでしょうか(おい感謝はどうした?)
会場の様子
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木のぬくもりを感じる店内は、薪ストーブで暖かくなっていました。外には大量の薪が。建物全てが木ですし、その中で使われているテーブルや椅子も贅沢なくらいに木をふんだんに使ったものです。
特にテーブルは切り出しただけの板でできているので、この幅がとれるような立派な気だったと思うと背筋が伸びる思いです。
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大きな窓の外には広大な景色が広がっており、霧がかかった様子が神聖な自然の雰囲気を醸し出している感じです。
バランス取り
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こちらはリハ中の画像ですが、今回はゲスト扱いで途中からギターの井手氏に入っていただくことになっていました。
生のピアノ、音響を通したオカリナ、そしてエレキギターとアコースティックギターという構成で、構成が切り替わるごとの音量バランスが気になるところ。せっかくここまで来てくださるお客様に、少しでも自分たちが「良い音」と思えるものをお伝えしたいから、入念に時間をかけてリハーサルをさせていただきました。
仲間の気付き
まだそれほど温まっていない室内なのですが、なぜかオカリナを吹く息が強いようで音程が高くなります。ピッチを合わせるためには息を落とす必要があるものの、普通この温度ならばここまで下げなくても良いはずなのにと想いながらリハを続けていました。
そこに井手氏がチューナーを確認しつつ「ピアノの調律っていくつになっているのでしょうか?」と。
すっかり仲間となっている井手氏の言葉にはっとして、正しい音程が出せるアプリで耳を使って確認すると、なんと438hzに調律されているようでした。
この確認を怠っていたのは反省点でしたが、井手氏はそこからギター調律を変更。えんじろうはオカリナ調律を変更(できません)ので、もっとピッチを落とすように弱く吹く必要が出てきました。
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それにしても、仲間がいるとこういった自分で気づけないきっかけを与えてもらえるからすごいですね。
これに気が付かずにいたら、ギターとピアノがピッチ合わず、僕はどちらに合わせればよいか迷い、いつもと余りに吹き心地が違うことに理由が判らないまま動揺の中で演奏することになり、どうしてこんなに自分は下手になったのかとか色々なことを考える羽目になったかも知れません。
救いの音響
実は部屋の大きさ的に生音もありかなと思ったこともあったのです。しかしこの業況になり、音響を持ち込んだことに心底救われました。
ピッチのために弱く吹けば音量は下がります。それをカバーするのは音響というわけで、持ってきて本当に良かったと思いました。
お花の癒やし
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お店に飾られている黄色い植物(りょうこさんが言ってたけど名前忘れちゃった)のおかげで、雨の日なのに春の明るい雰囲気も感じられました。
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黄色い花とステージ、なんか良い感じです。
演奏は穏やかに
先日のさや堂以来、他の人の音も自分の音も何も聴きたくないと感じていた時期がありました。あのときの感覚が色褪せるのが嫌だと思ったのでしょう。それがようやく和らいでゆき、この日の演奏ではその時のような心持ちを自力で引き出すという勝手な自分の中での目標を掲げていました。
結果はいかようだったのでしょうか?それはこの日聴いてくださったお客様のみぞ知るというところかと思います。
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恐怖再来
ただ、演奏中にリハで感じた恐怖が再来しました。
それは部屋の温度です。438hzに合わせるのでも相当弱く吹いているというのに、そこに加えて部屋の空気の温度上昇が攻めてきます。つまりもっと息を弱めてピッチを下げなければ、他の楽器と合わなくなるということです。
正直低温の方では少し浮いていました。でももうこれはどうにもならないと判っていたので、その浮き具合も味にしてゆくしかないのです。味になったかな?変な味になったかな?
その辺のところも、この場にいてくださったお客様のみぞ知るというところですね。
これがライブ
でもこれこそが生のも白さ。ライブの良さですね。お天気同様に思い通りにならないところがオカリナの良さのひとつだと思っているので、この日はそこを充分に楽しむというのが課題だったのでしょう。
そして変に格好つけてごまかそうとせず、お客様と一緒に結構楽しめました。
MC交代制
MCは前半えんじろう中心、後半はりょうこ中心で進めてゆきました。りょうこさんからは音楽療法(音楽利用法)の話題も出てきました。
ラストの前に井手氏にも語っていただいたのですが、その中で「推し活」という言葉が出てきました。
僕はあまり知らなかった言葉だったので、ふーんと思いながら聞いていたのですが、ふと「僕は虜になってしまったオカリナに対して推し活をしていたのか?」ということに気がついてしまいました。
ちょっと今どきな気分になれました(笑)
お食事タイム
演奏後は主催者様からお食事を提供していただき、天空の館の美味しいイタリアンメニューを頂きました。
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なんとはっさくのジュースと言うのがあり、めちゃくちゃ酸っぱいのではないかと心配しているとシロップも付けてくれました。でも飲んでみるととても美味しくて、結局シロップはお返ししちゃいました。
ただいまのオカリナ
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今回は7本のオカリナが活躍しました。しかもソプラノC管3本とアルトC管2本という具合に、同じ音階のものも複数あり、音色にこだわって曲ごとに使い分けていました。
自分のテーマ
自分の良いところ、得意なところ、伝えたいところをまず自分が知っているのかどうか。なんかそういうのがこれからのテーマになりそうです。この日の演奏では、割とそのテーマに沿った行動ができたと感じました。
そしてそういうときにはちゃんとCDが売れるという体験もしました。お買い上げくださりありがとうございます。そして貴重な演奏の機会を素晴らしいタイミングに与えてくださった、今回の主催の「トリミングプラザ・キラキラ」様に感謝申し上げます。
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