この背中に鳥のように。
まぁ、見事に厄年を満喫しています2024。
あがいてあがいて、でも上手くいかずに
次第に活力すらなくなりやる気も起きない今日この頃。
アスファルトに落ちた業務用の氷のように。
ジュワともギャーとも言う気すらなく、淡々と、怠惰に静かに溶けている8月。
いい加減突破口が欲しい!と何度目かのあがきを決行した。
有難いことに私の周りには素敵な人しかいない。
と、言うのもあたいがそうしてるからだ。
嫌いな人と関わるとゴッソリ体力を持っていかれるから、素敵な人以外居なくなる。
今日も私の無様な息継ぎを拾ってくれた女神からの言葉を寝る前まさに今、牛もオエッていうほどに反芻している熱帯夜だ。夜中だろうが構わない暑さに親近感を覚える。ねちっこいなお前も。
「明日死んだとしたら、何を後悔する?」
ハッとした。そっか、どうして明日も明後日も当たり前に生きていると言えるんだろう。
明日私はトラックに頭を潰されるかもしれない。
いきなり脳の血管が弾け飛ぶかも。
明日も生きていられる保証が、どこにあるんだろう。
「もっと旦那のそばに居たかった」
「もっと好きな事勉強しとけばよかった」
「もっと人の役に立ちたかった」
「胸を張れる人生が送りたかった」
「もっと色々作れば良かった」
「人を笑顔にしたかった」
つらつらと出てくる未練の中に
今必死に頑張って
精神を削られてる
「仕事」も「お金」も
ただの1文字も入っていなかった。
そんなもんだった、と妙に納得したのと同時に
呆れてしまった。
勿論、食費や自分の身の回りのものを買うくらいは稼ぐのは必須だけども。
いざ実際に自分の命を秤に乗せるとなればそれ以上に大切なものがあって。
現在全くそれらに尽力できてない現状が浮き彫りになり焦った。
……不器用というかなんというか
ものっそい小さい粒で出来ていて
やれ電気信号だシナプスだなんやかんや非常によく出来た仕組みで生きている生命体のくせに
複雑すぎるせいで周りまで複雑にしちゃって
楽しく生きることすらままならないなんて。
本当になんなんだろうね人間って。
ただ言えるのは
どれだけ翼を求めても
私達の背中には何も無いってことと
それを受け止めたからこそ
飛行機が生まれたってことだ。
あなたは、人間のうちにこの背中に何を生やす?
案外その肌を突破って羽が生える瞬間は近いのかもしれない。
人間のうちに。
天使になる前に。
どうか悔いが残らないように。
私も、あなたも。
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