みんな殺してしまえ!殺さないと悟れない?これが禅の教え!
<禅語>
逢祖殺祖。逢羅漢殺羅漢。逢父母殺父母。逢親眷殺親眷。始得解脱。
<よみ>
仏に逢うては仏を殺せ。祖に逢うては祖を殺せ。羅漢に逢うては羅漢を殺せ。父母に逢うては父母を殺せ。親眷に逢うては親眷殺せ。始めて解脱を得ん
<意味>
仏も尊敬する人も父母も身内も、みんな殺してしまえ。すべて殺して始めて悟ることができる。
直訳は誤解を招くので、意訳はコチラ👇
正しい見方をするためには、決して権威や目上の人に惑わされてはならない。すべては自分で決めて自分で行動して自分で責任を負う、と言う意味。
2500年前にお釈迦様が言った「己こそ己の寄る辺、己を措きて誰に寄る辺ぞ、 よく調えし己こそ、まこと得難き寄る辺をぞ得ん」(最後に頼れるのは良く調った自分のみ)と説いたことと同じ意味。
<ひとりごと>
私たちは、とにかく権威や名声に弱い。
出身大学名、勤め先企業名、職位、年上、親、先生・・・
いつもこのようなもので、自分を正当化しようとする。そして失敗すれば、人のせいにする。
自分以外の人やものに頼ることは自分を惑わす。
だから最後に頼れる強い自分を常に持っようにしよう。
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禅の教え、人生で必要な全てが『臨済録』に凝縮されています。これが、1500年間「禅録の王」と珍重され続けている理由です。
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