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FLUX.1 からの逆襲!SD1.5 が持つ表現柔軟性に「倍返し」の画群が。

この続きです。

例の「magic Prompt」画に頼り切りで、それ以外での数少ない CivitAI
投稿画のいくつかを、海外の CivitAI ユーザ Necr0x0Der 様からチャット
一報を頂き、ご自身の「Scifi Concept Art」コレクションに入れて頂いた
ので、そこでの作例を旧 mage.Space の代わりにお手本として扱って
みようと考えました。当方に近いインスピレーションの画が豊富に
あったからでした。

まずは、その当方自身の画のひとつを FLUX.1 で再描画してみようかと
考えました。
もしかしたらもうやって記事化していたかもしれませんが…。

ああ、その冒頭 URL 記事でやってますね。平文化したプロンプトでしたが。
(何せ記事執筆順と公開待ち記事の順序が突発事情で入替えになったり
いろいろあるので、末尾に記した執筆日付が記事公開順と前後する通り、
執筆記憶が連続した一本の線になっていません。)

(((The most amazing scene ever created)))+++, (((Fantasy art)))+++, (((Sci-Fi themes)))+++, (((Technological utopia)))+++, (((Another Planet)))+++, (((Timeless dimensions)))+++, (((Energy radiating everywhere, a Masterpiece,)))+++,

flux-dev-bnb-nf4-v2.safetensors による描画です。

「The most amazing scene ever created 」な「Fantasy art 」という抽象的
な題材に食いつきが足りないというか、苦吟捻出感が不足と言う感じで、
SD 1.5 描画に比べてプロンプト解釈への誠実性が弱いというか、やっぱり
その分、奇想天外さに欠けるかなあ、とがっかりする一方で、
そのコレクションの中にある異星開拓基地画に多用されている 2 種類の
LoRA F1 ファイルが気になりだしました。
少なくともこの作者は FLUX.1 でこのような描画を為し得ているのでした。

特に 2 番目の LoRA F1 ファイルは人物画の演出に特化してそうなので、
作例と合わなさそうなのを不思議に思い、プロンプトそのままを描画も
させてみて、そのブレンドに納得感を感じつつ(その過程は次の記事で
明らかにします)、上掲の当方のプロンプトに、

<lora:sci-fi_env_flux:1>,<lora:FluxMythP0rt4iStyle:0.75>

を、その異星開拓基地画にならって、ただ単に末尾に追加して描画して
みました。プロンプト本体は上掲のままです。

大激変です。
まさに「The most amazing scene ever created 」な「Fantasy art 」です。
具体的な事物や状況を指定せず、漠然とした指示にしたことが効いたのか
同一のプロンプトから描画されたとは思えないほどのバリエーションで
新たな「magic Prompt」とも言えそうです。


SD 1.5 が唯一強味として土俵際に踏みとどまった「プロンプト解釈の
奇想天外な柔軟性」までを、緻密な画力をもって上から踏み潰すかの
ような説得力….。

前回記事の印象を「倍返し」でひっくり返した強烈さがあります。

ならば、もうSD1.5 との共存ではなく、その追求して来た理想だけを
尊重して FLUX.1 の描画力一本で突撃開始すべきなのだと判断しました。

これらの動画化にもただちに着手したいし、早くこれらの画を CivitAI に
投稿したい…が、まだまだSD 1.5 での異文明遭遇画は沢山残っている…。
もう並行投稿するか….。


ご覧いただきありがとうございます。



(2024/10/03 執筆)


(2024/10/15 追記)

この記事を公開する前日から、しびれを切らして旧作と並行に上掲と
次回記事からの新作を CivitAI に投稿開始しましたところ、その投稿した
2 つの画に、その画を描くために作られた LoRA F1 定義(上掲 2 番目)
の作者様から「美しい作品だ。レビューをありがとう。」とメッセージ
を頂きました。
当方は投稿時にその定義に対して「いいね」をマークしただけでしたが。

わわ。上掲 1 番目の LoRA F1 の作者様からも「拍手」マークのコメントが
来ました。


たまりません。やめられません(^^)。
もっと自由に英語を話せたら….。(先の敗戦での占領政策で何故
英語を公用語化してくれなかったのか、という想いはあります。
それっぽっちのことでは日本の強い伝統文化は全く毀損されず、
国民にとっての世界はもっと自由で広くなったことでしょう。)

この分野においては、世界は狭くて近しく互いに優しい感じが
嬉しいです。半世紀以上にわたる作曲創作では結局得られなかった
「模索する創作者同士の共感と相互の高め合い」
【正直のところ、
関東アンダーグラウンドプログレの雄で、なおかつ邦楽歴代最高峰
に頭抜けた作曲作詞編曲才能を有する Raphy 氏や、彼と競合 / 連携
しつつ同水準で旧 Presto を率いた白井氏など、極めて少ない何例かの、
まごうことなき天才達との直接のやりとりのご縁を除いて、前提と
なる相互会話が成立する知的水準の乖離は大きな障壁でした。
「楽譜買ってきてバンドやろうぜ」族や「四畳半フォークでもドラム
とエレキでロックじゃん」「作編曲します。協業ではない。金よこせ。
(師匠に親が支払い続けたが何者にもなれず、その支出を少しでも
回収しようとする「音楽家に成れず師匠が食うための音楽教室
カースト」の底辺がまた集金側に回る浅ましさは、宗教の壺や
仏壇費用支払いと後進への勧誘のような毒そのもの)」みたいな
心底唾棄すべき極めて安い輩どもや、それを是とする大多数の国内
自称高感度邦楽フリークとは、青少年時代に熱狂して突き詰めた
近現代音楽の表現拡張の連綿進化とその袋小路化の功罪を踏まえて
の当方の軽音楽へのアプローチでは、もう根本の文化の土台から
相入れなかったのでした】というか、人生の終盤を迎えた現在の
自身という、結果的に矮小な存在に与えられた「居場所がある実感」
が実にしみじみ来ます。
それが国境も見えない感覚で、ストレートに全世界を舞台にやりとり
される….本当になんとも凄い時代だと実感します。

かつての当方が幼少時代に天体画家 Chesley Bonestell の宇宙画を
眺めて胸を熱くした未来より遥かな先に、もう既に現在はあるのだ、
という実感です。

この記事以降、この 2 つの LoRA F1 ファイルを既に使い倒しており、
その関連投稿がCivitAI でも続きますが、作者様が面喰われてしまわれ
なければ良いのですが。きっと先方に通知が行くのは今回の「定義に
いいねをした」タイミングでのみ、と理解はしていますが….。


改めてご覧いただきありがとうございます。




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