Stable Diffusion Web UI Forge が立ち上がらなくなった!原因は...。
ある時から Stable Diffusion Web UI Forge が急に落ちたり、反応が
遅くなることがあって、インストールしたSSD に問題があるのか、と
PC 全体の再起動などもして様子を見ていましたが、ついに
Stable Diffusion Web UI Forge の起動が途中で止まって使えなくなって
しまいました。裏で動くジョブがここで止まってしまいました。
不具合が出始めたのは、この直近記事の時期からでした。
この記事で、CivitAI 側で画から描画データを完全に抽出出来ない場合に、「CivitAI 用の追加モジュールを次の手順でインストール」を勧められる
との話に触れました。
AUTOMATIC1111 版では発生するか分かりませんが、Forge では描画開始
までにForge にインストールした全CheckPoint ファイルを走査するようで、
最初の描画までに長時間の待ちが発生しました。
アンインストールの方法が分からないので、「extensions」タブ画面で
該当モジュールの有効チェックを外しました。
本来、これでは手順が不完全だったのでした。
「extensions」タブ画面で該当モジュールのチェックを外して
「Apply and restart UI」を押下して再起動を実行しなければ、無効に
ならないのでした。
またそれを実行しても該当モジュールの削除まではされないので、
webui_forge_cu121_torch21\webui\extensions の中の該当モジュールを
手動で削除しなければなりません。
その後もPC 全体の再起動などはしていたため、手順は違えど無効化
が為されていた(CheckPont ファイルの全走査は止まっていた)と
考えていましたが、それがやはり不完全だったためか、無効化した
のに残存モジュールが起動時に依然動作している感じではあるものの、
起動中停止の状態では「extensions」タブ画面の設定を参照して
調べることが出来ません。
インストール状態では機能がオープンせず、Web 上での利用に切り替えた
LamaCleaner についても、この機会に整理してしまおうと考えました。
大元の圧縮ファイルである webui_forge_cu121_torch21.7z を別フォルダに
移し、再解凍してまっさらな環境を作って、CheckPoint、LoRA、VAE、
embeddings などを全て引っ越しさせました。
旧環境は捨てるつもりでいたので、引っ越しはcopy ではなくmove
だったので、それほど時間を要しませんでした。
(処理残時間は初期値から加速的に減少しました。)
このような事態があるので、元のアーカイブ webui_forge_cu121_torch21.7z
は必ず保管しておくべきです。
update.bat を実行させた後、起動オプションとして webui-user.bat に
「set COMMANDLINE_ARGS= --pin-shared-memory --cuda-malloc
--cuda-stream」を追加して起動させましたら、本来の20 秒程度で
無事起動復活しました。以前から有効だった Adetailer だけを
追加インストールして、新環境が落ち着きました。
ほとんど大多数の描画から CivitAI は描画データを抽出出来て
いるのですから、抽出が出来ない描画には、Leonardo.Ai など
データを画に含めない仕様などの背景理由があるので、このような
デメリットは生じてもメリットはありません。
【結論】:「CivitAI 用の追加モジュールを次の手順でインストール」は
少なくとも Stable Diffusion Web UI Forge には実行してはいけません。
ご覧いただきありがとうございます。