サイバー女子隊員画の質感をさらに異星開拓基地画に近づける。
この続きになります。
異星開拓基地画にサイバー女子隊員画の質感を幾分は近づけられた
結果の続きとして、ふと Sci-fi_env_flux.safetensors(LoRA F1)の
代わりに、過去記事で CheckPoint F1 の表現の下駄履かせに使って
みて、それほどの効果も無かった次の 3 種類のメカ系 LoRA F1
ファイルを試してみたら、Sci-fi_env_flux.safetensors の効きが 0.9
を超えたところで建物か機械になったような驚きが出るのだろうか、
と試してみました。
プロンプトは前の記事で用いたものです。
<lora:Sci-fi_env_flux:0.4>, の部分だけを差し替えます。
まずは Mecha_Flux.safetensors を 0.4 あたりから 1.4 程度まで効きを
上げてみました。
なんだか楽しそうです。一人、性別不詳な人物も…。
異星開拓基地画との馴染み具合としては、なかなか良い感じです。
表情も読み取れます。
ちょっとこれは狙った線上にある画となりました。
これも。
何やらストーリー性のある画です。
異星開拓基地周辺での未知の感染渦で防護服隊員と知り合いの感染者
のやりとりのような…。
1.4 を超えると表情の魅力に影響するようです。
表情に影響がそれほど無い効きの範囲では、期待したようなメカメカしい
サイボーグ画には、ほとんどの画はなりませんでした。
表情への影響を度外視して、効き 2.0 でも見てみました。
Sci-fi_env_flux.safetensors の効きが 0.9 を超えたら建物か機械になった
ようなメカ画への接近はありませんでした。
装甲が損傷して何か悲惨な印象です。
うわ….。灼熱でゴーグルが熔け、体内の水分が消し飛び剥き出しになった
うつむきの頭蓋骨の地獄図….。華やかなサイバー女子隊員画の世界に何が?
SD1.5 では CFG scale を下げてAI 描画側の裁量度を上げる(プロンプト
での描画指示への追従度を下げる)と、このような破壊的な描画を得る
ことはありましたが、もともとその値が最低の 1 である FLUX.1 on Stable
Diffusion Web UI Forge において、この LoRA F1 を使えば、同様の使い方
を出来そうという意味ではこれらの結果は有意義です。
次に BLUE_mk4_angel_FLUX_01.safetensors を同様に使ってみました。
Mecha_Flux.safetensors より効きは大人しい印象です。
やはり 1.4 を超えると表情の魅力に影響するようです。キツイ表情も
増えて来ます。装甲の描写はなかなか質感が良いです。
表情への影響を度外視して、効き 2.0 でも見てみました。
意外にも表情への影響はさほど酷くならず、装甲だけがしっかりメカ度を
上げていて、今回の目的には最も合致した LoRA F1 ファイルでした。
装甲という次元を超えて、人造人間感もあります。
何故そこまでバッキバキに?….でも今回の期待通りの仕上がりです。
最後に dvr-transformers-flux.safetensors を同様に使ってみました。
前回のトライでも同じ印象でしたが、BLUE_mk4_angel_FLUX_01.safetensors
との差があまり分かりません。ただ表情への影響は比較的浅い効きからも
出て来るようでした。
表情への影響を度外視して、効き 2.0 でも見てみました。
これらもそれなりに使えそうです。
少なくとも、これらによって異星開拓基地画とサイバー女子隊員画の
質感が違い過ぎる、という問題は既に解決しているように感じました。
ご覧いただきありがとうございます。
(2024/10/21 執筆)
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