
Vidu Studio という伏兵登場。しかし...。
本日、2024/12/11(水)の夜時点で既に 2025/01/26(日)公開分の記事
まで執筆が終わっていて、その公開待ち行列の後にこの記事を置くと
かなりの話題遅れになりますので、ちょうど動画生成の比較記事が
終わって当面、その続きがないこのタイミングで 1 日置き公開も破って
の割り込みとします。
クラウド動画生成サービスに Vidu Studio という伏兵が登場しました。
2024/12/11(水)の夜に察知しました。
早速、Google アカウント連携で入って Image to Video の出来を見ました。

フリーのクレジットは 80 あって、これは毎日付与されるようです。
動画生成は 720p 一本で 12 クレジット消費するようです。
動画変化量の調整もありました。(「Auto」「Small」「Medium」
「Large」の 4 択)
Adobe Express で GIF 化したものを貼り付けます。

やや輝度ムラはあるものの、Runway Gen-3 ばりのドローン近接描写に
驚きます。有償利用では 1080p の動画生成も選択可能とのこと。

これも Runway Gen-3 ばりの表現です。驚きました。

あれれ…。ちょっとがっかり。輝度変化も大きいですが、原画のニュアンス
が維持されていません。HailuoAI を想起させます。
Runway Gen-3 との画質勝負ならこの原画だ!と思い出して生成させようと
しましたら「Trial は終わりだ!」とのダイアログが出て、急に 720p 動画
が生成出来なくなりました。それまで 1088 × 832 pixels で動画生成されて
いたものが、576 × 448 pixels 出力となってしまい画質比較はなりません
でした。(Adobe Express でのGIF 変換のために note 記事上の見かけの
大きさは変わりませんが、相対的に画質は先の 3 件より悪くなってます。)

動画の大きさが小さくなった分、右上のロゴは大きく見えます。
ただここからは動画生成 1 本にたった 4 クレジットしか消費しなくなり
ました。
画質勝負したかったな…。
もっと早く気づいていれば…というか最初に付与された 80 クレジットは
同条件で使えるものと普通は考えるではないですか…。
後で最初に出た長いメッセージダイアログを見返すと確かに「720p 生成
は 3 度まで」とありました。

この題材も「そっちの方向に動く?」という驚きがありました。
ただ….。

なんだこれは…。
原画のノーブルな雰囲気がぶち壊れです。
まあ CogStudio の一発目だって、最後はもっと気味悪い変形で終わり
ましたけれど…。
再度実行しました。

うーん。絶句。品がない….。
他の題材では驚く成果を出しながら、これでは喋り過ぎで使えなかった
HailuoAI と同じか….。
動画変換量を「Small」にしてみました。

表情の詳細が粗いのは動画の大きさが小さくなったためです。
ようやく落ち着きました。
動画変換量を「Middle」にしてみました。
どうやらこのあたりまでは落ち着きそうです。

この題材でも動画変換量を「Auto」から変えてみます。

おーい。な、何をしようと…。あー生成が 4 秒でよかった。
公開出来なくなるではないですか…。
動画変換量を「Small」にしてみました。

動画変換量を「Middle」にしてみました。

決して GIF 化の際のコマ落ちではないのですが、ここまで早く動かす
意味があるものなのか、ガタガタしてます。
動画変換量を「Large」にしてみました。

いや全く使えません。なんだこれは….。
720p トライアルが終わって残り 40 クレジットも 4 クレジットずつ
使うのも大変だ、と思っていましたがちょうど無くなりました。

明朝、80 クレジットが付与されても、720p 動画は生成出来ないの
でしょうね…。
表現には新鮮な驚きもありますし、有償契約で 1080p 動画生成が可能
となれば Runway Gen-3 にも匹敵する動画生成が可能そうです。
動きを心配した人物画も設定で動きを抑えられる感じです。
KlingAI は勝手な 2 シーン分割や期待しない動きなど、満足する結果
までに何投も必要な状態は依然変わりません。ただ初回月の爆値下げ
(2.99 ドル)が終わっても、まだこのサイトより 1 ドルは安いという
ところは重要です。(KlingAI は通常月、8.8 ドル / 月)

とりあえず、Runway Gen-3 ほどのコスト高ではない動画生成の伏兵が
登場した、というところで、また本格検討は棚上げとします。
他にも選択肢があることを知っているのは良いことです。
ご覧いただきありがとうございます。
(2024/12/11 執筆)
(2024/12/12 加筆)
翌朝のクレジット付与はありませんでした。一部ネット上で報告されている
内容に誤りがあります。上掲の各プランの内容のところにも、80 クレジット
は月単位の付与とありました。
ではもう次のお試しは来年です。スタンダードプランでは月ごとに 320
クレジット付与とあります。720p 動画生成で26本分。1080p だともっと
少なくなるのでしょう。Runway Gen-3 の 15 ドル / 月に比べると安い
とは言えますが、月あたりで動画生成本数が Runway Gen-3 と同じという
のは、道具として使い難いことは否めません。
このあたり 1 日で 3 動画分(Kling1.5 Standard mode:人物画には充分。
Kling1.0 Standard mode なら 6 動画分)のクレジット補充がある KlingAI
がまだ使い易いとは言えます。