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ローカル PCでの Image to Video 動画生成第 3 弾、LTXV i2v Lightricks に導入トライも一旦撤収。

苦労して導入出来た ComfyUI 下の pyramidflow-miniflux ですが、
384 p 版を使う限り、制御の工夫の甲斐なくなかなか満足の出来に
至りません。(768 p 版なら出来る、ということも意味してません。)

そのうちに雨後の筍のように、多方面からローカル Image to Video
動画生成ツールが出て来るだろう、と早くも 384p 版 の
pyramidflow-miniflux に見切りをつける気分で居ましたら、
相互フォローを頂いている Yuki 様の記事に LTXV i2v Lightricks を
導入された手順が紹介されており、それに沿って 2025/01/08(水)
に当方も導入にトライしました。
(有益な情報公開に感謝します。)

実は LTXVideo 系は一度、Tensol.Art の Img2Video メニューで試した
ことがありました。全く動かずでがっかりでしたが。

それに比べて Yuki 様の出力例はダイナミックでしたので大いに期待
しました。

記事に沿って作業を開始しました。
当方も目的は i2v (Image to Video)でしたが環境に何か作り込まれる
ものの差が生じないよう、紹介されている手順の通り、まずは t2v
(Text to Video)のサンプルワークフローをまっさらのタグ画面に
ドロップインしました。

しかしノード不足の状態から「ComfyUI-LTXVideo を検索してインストール
します。ComfyUI 自体もアップデートしました。」を経過して「これで
どうでしょう。」の後の「よさそう」キャプション画面の状態に至る過程
が当方は再現出来ず、5つのノード不足の状態が解消されません。

当方も目的は i2v なので「試してみたいのは、i2vなので、そちらのワーク
フローをポイっとしてみます。」をその状態のまま別のタブでやってみた
のですが、先の 5 つのノード不足の状態が出るだけで、記事中の「まだ
足りないものがありました。インストールします。」の状態にも至り
ません。

「ComfyUI-LTXVideo を検索してインストールします。ComfyUI 自体も
アップデートしました。」の手順も踏みました。

再起動後も 5 ノード不足の状態は変わりません。

厄介なのは ComfyUI Manager の「Install Missing Custom Nodes」で不足
ノードを検索しても…。

不足はない、という結果になってしまいます。

検索フィルタを「Missing」から「All」に変えて「ComfyUI-LTXVideo」を
検索すると状態が表示されて、「Try update」「Disable」「Uninstall」
の 3 つが表示されている状態なら、ComfyUI-LTXVideo のインストール
も問題ないとのことでした。
(Yuki 様、何度かのやりとりをありがとうございました。)

何度か新しい環境を作り直して作業を試しましたが、結果変わらずで
先に進むのをここで断念しました。

次に CivitAI の中で 「LTXV」でワークフローを検索しました。
もしかしたら別のワークフローをドロップインすることで、必要不可欠
の前提が異なっていて突破が出来ないかと考えたのでしたが、より
複雑そうな多数のノードががんじがらめそうでした。

ドロップインしましたら、やはり不足のノードが多数あり、ただ ComfyUI
Manager の「Install Missing Custom Nodes」で不足ノードは検索出来た
ので、それらを順次インストールして再起動をかけました。

それでも赤い欠落ノードは無くなりません。

「Missing」検索から「ALL」検索に変えてキーワード「LTXV」でヒット
するものを順次インストールして行き、不足ノードが 3 つまで減り
ましたが….。

やはり不足ノードはゼロにはなりませんでした。
(赤ノードが残ったワークフロー画面のハードコピーを残すのを
忘れました。)

その状態で「Missing」対象はありませんでした。

この状態で、いろいろな前提環境がインストールされただろうと考え、
最初の i2v ワークフローを再度呼び込みましたが、やはり 5 ノード不足
は変わりませんでした。

ここで LTXV i2v Lightricks および LTX-Video を ComfyUI 環境に構築する
トライから一旦撤退しました。

ComfyUI 環境を構築して、その上に苦労して pyramidflow-miniflux を
構築出来た勢いで、t2v の HunyuanVideo の構築も特に問題なく達成して
「これで新しい技術プラットフォームが登場しても、自力で ComfyUI に
導入できるだろう」と楽観していたのが、強烈なしっぺ返しとなりました。

pinokio の中に LTX-Video がないか検索しましたが、現時点(2025/01/09)
にはありませんでした。

ComfyUI での LTX-Video 系はまた別のサンプルワークフローの公開など
があった時に再度トライしてみます。
待望のローカル i2v 生成第 3 弾ですから、ぜひとも使ってみたいものです。

導入が容易だった t2v の HunyuanVideo に i2v のサンプルフローが
エンハンスされれば良いのになあ、と思ったりもしています。


改めて Tensol.Art の LTX-Video-2b v0.9.1 をさわってみました。
他のツールでも動きを出すのが難しい原画だけでの評価は厳しかったかと
考え直してみました。同時に実施中の他作業で使っていた SD1.5 の原画に
プロンプト(改めて CivitAI への登録操作途上で得た内容)を添えて
動画生成させました。

どうもこれをみると 24 fps × Duration (s) (つまり最大 1 0秒で
240 コマ)が 768 × 512pixels で生成されるようです。

出力は大きなものになるでしょう。どうりで前回、Adobe Express が
GIF 化した結果が小さくなった訳です。(note 記事に貼れる標準画質
サイズ指定にあわせて容量優先で画面サイズを小さくされた)

やはり小さくなりますが、元の MP4 で見る限りゆっくりクローズアップ
してまた戻って行ってるみたいです。

では Duration を 5 秒に設定して出力サイズを小さくしてみます。
やはり出力 MP4 が 3 MB から 1 MB に減った分、GIF はやや大きくなり
ましたが、この 5 秒では動いているようには見えません。

うーむ。やはり Tensol.Art の LTX-Video ではダメか….。

先日の 3 者比較で 384p の pyramidflow-miniflux を完全に凌駕した
CogStudio + DainAPP と KlingAI でしたが、もうその 2 つで実用見地
で充分なのかもしれません。「地味ながら確実」と「制御困難なほど
のダイナミック(余計なことまでする)」の両極端があれば。

新しいプラットフォーム導入に追われるより、使える環境で何を描き
動かすかが大事です。あまり構築側に工数のバランスを崩しては
いけません。

ComfyUI 上で 768p の pyramidflow-miniflux はどんなパラメタ調整や
CPU オフロード設定などを変えてもキラキラモザイク画面しか
出ませんでした。(不可解なのは何度もパラメタを変えてテストした
筈が、出力画像の自動保存が 1 回分しかできていなかったことでは
ありますが….。実は後日、想定外の事態からこの状態の理解も可能
となりました。)

ならば、一度 Tensol.Art で 768p の pyramidflow-miniflux を試して
見るのもお手軽かもしれません。環境作成とパラメタ調整の苦労が
ありませんから。LTX-Video のように「良く分からん」「動かない」
結果になるかもしれませんが….。

KlingAI の価値は自身の中で以前より大きなものとなっており、代わりに
解約せずとも、別に 1 か月くらい重複で有償契約しても構わないだろう、
Tensol.Art はサブスクでもなくクレジットを購入するだけだし、と思える
ほどにまで、pyramidflow に「あれほど大きかった前評判に見合う凄さを
見せてくれよ」
という心境が強くなって来ました。



ご覧いただきありがとうございます。




(2025/01/09 執筆・一部後日加筆)


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