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一旦撤退したものの、ただちにリベンジを。

緻密な開拓基地画に人物画の描画の質を近づけようとして断念、
撤退したものの、早速リベンジを試みました。

そもそも背景の牧歌的な開拓駐屯地の印象は、ネガティブ・プロンプト
での抑止もあって、SD1.5 時代には見られなかったものでした。

ならば flux1-dev-bnb-nf4-v2.safetensors + Asir Asian Portrait Photography
Flux.safetensors による次のプロンプト解釈で、

Machine background ,spaceship outdoors background, Mecha Transport parts, dark and foggy environment, heavy fog environment, battlefield behind,

に何か意図外れなものがあるのかもしれません。
(またはプロンプトが長くて情報が桁落ちしているとか?)

なので、単純極まりない進め方ですが、例の開拓基地画のプロンプトを
背景部分に置き換えてみました。

(8k, best quality, masterpiece, ultra high definition:1.2), outdoor, medium shot,wearing gray and black nano-suits, smiles, (very short bob cut hair), wide hip, large breasts, perfect slender young girl body, perfectly glossy skin ,25 yo mature girl,picture of a vivid, masterpiece,perfect lighting, asian beauty, masterpiece oil painting, landscape of a futuristic sci-fi moon base, gleaming metals and ceramics, cratered environment, dusty, thin haze, a large planet dominating the skyline, <lora:AsirAsianPhotographyflux:1.4>, <lora:Sci-fi_env_flux:0.4>, <lora:FluxMythP0rtr4itStyle:0.1>

まあ当然、背景は変わったでしょうが、開拓基地画の緻密さは感じません。
前回の撤退時までに人物描写の雰囲気が変わらない各 LoRA F1 ファイルの
ブレンドを探り終えていたのは良かったです。
今回はここから調整を始めます。

<lora:AsirAsianPhotographyflux:1.4>, <lora:Sci-fi_env_flux:0.6>, <lora:FluxMythP0rtr4itStyle:0.1>

Sci-fi_env_flux.safetensors の効きを上げてみました。
早速、画が幾分硬調になり、質感の歩み寄りを感じられます。

おお。S 字立ち…。

むしろ 遥かな未来というより、1960 年代の化粧品メーカー CM の雰囲気
がありますか。
膝の上のクッションは何でしょうか。そもそも組んだ脚が変ですが。
(FLUX.1 dev なのに….。泣)
背景にモロに地球の月が出て模様だけを消したり、巨大な nipples が
突出したりして補正が大変でした。

これも。オールド・ハイセンスというか レトロ・フューチャー風味と
でも言いましょうか。
1950 年代の米国 SF パルプマガジンの表紙画の雰囲気です。

少し歩み寄りを感じられたので、期待してさらに Sci-fi_env_flux.safetensors
の効きを上げてみました。

<lora:AsirAsianPhotographyflux:1.4>, <lora:Sci-fi_env_flux:0.8> , <lora:FluxMythP0rtr4itStyle:0.1>

なんだか異様な描画が既に混じっています。

これも。
表情と背景のブレンドぶりは魅惑的ですが、異星砂蒸し風呂状態です。
何かの罰(拷問)でしょうか?

それ以外はまずまずの印象か….。画の硬調な感じは狙いに近づいてます。

装備はラフですが、何やらとても美しいです。背景とも調和しています。

えっ…? プロンプトの設定には無い異変が?

うーわっ…..。

その上、人が消えてしまいました。効きが 0.8 はもう過剰なのでしょうか。

ただ開拓基地画の質感にはかなり近づいています。

なので、Sci-fi_env_flux.safetensors の効きを少し下げてみました。

<lora:AsirAsianPhotographyflux:1.4>, <lora:Sci-fi_env_flux:0.75> , <lora:FluxMythP0rtr4itStyle:0.1>

目指す前景と背景のブレンドに近くなって来たようにも思えます。

これも。

ああこの表情は良いですね。元の人物画の良さも活かされています。

やや背景がおかしいです。IOPaint-LaMA による補正は可能でしょうが、
今回はしませんでした。

背景はこうあって欲しいものです(^^)。

最後に Sci-fi_env_flux.safetensors の効きを僅かに上げてみました。
開拓基地画との表現差を少しでも縮めたいからなのでしたが、表情は
0.75 設定のほうが、より魅力的でした。
やはり表情はその影響下にあるようです。

<lora:AsirAsianPhotographyflux:1.4>, <lora:Sci-fi_env_flux:0.78> , <lora:FluxMythP0rtr4itStyle:0.1>

これはまた意外なポージングで。
残念ですがどのような事情からか、足先が土中に埋まってます(^^)。

良い表情とポージングですが、身体が土中に埋まってますか?
大きな段差のある場所に立っている、と見ましょうか(^^)。

なんだかさめざめと泣き崩れて…。

元来、冒頭の開拓基地画と最も馴染むのは、このような画ではないか
とは思いますが、表情が読み取れず物足りなさは否めません。

表情がイマイチですが、期待するのはこのような前景と背景のブレンド
ぶりです。

行き過ぎ(主客転倒)です(^^)。

直近記事の撤退時より、少しは開拓基地画と人物画の表現差は縮まった
でしょうか。「一方、別の惑星開拓基地では…」みたいな場面転換口上が
不要になっていると良いのでしたが。

少なくとも以前の flux1-dev-bnb-nf4-v2.safetensors + Asir Asian Portrait
Photography Flux.safetensors だけの人物画よりは精緻でなおかつ、より
生命感が過剰に溢れる描画になったと自身では感じています。

また機会を見て、新たな LoRA F1 ファイルとのブレンドを試してみたい
と考えます。


ご覧いただきありがとうございます。



(2024/10/05 執筆)


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